東広島市安芸津町三津にある市立三津小学校(天野竜生校長)でこのほど、学習発表会が行われた。5、6年の児童32人が歌やセリフ、群読、身体表現などで、「百試千改」の信念で酒造りに尽力した三浦仙三郎の生涯について発表した。発表時間は30分間で、保護者や地域住民、関係者などが鑑賞した。
「吟醸酒の父」といわれる三浦仙三郎が三津出身であることから、同小では31年前からこの発表を行ってきた。
今年11月には三浦仙三郎の酒造りに対する情熱を描いた映画「吟ずる者たち」が広島県で先行公開。天野校長は「子どもたちが三浦仙三郎の情熱や生き方を学び、表現することを通して郷土に誇りと愛着を持ってもらえたら」と話していた。
学習発表を終えた児童たちからは「三浦仙三郎さんについて自分が思うように表現できた」「見ている人に伝えたいことをしっかり伝えることができた。達成感があった」などの感想が上がっていた。
(薗田)