広島RC賞創設で握手を交わす越智学長(左から2人目)と桧山会長(同3人目)(撮影・日川)
広島大学は、新型コロナウイルスの感染症対策の研究を推進するため、「広島ロータリークラブ賞」を創設。広島ロータリークラブ(桧山典英会長、125人)が90周年記念事業の一環として研究費の原資を寄付する。
助成対象は、広島大の霞キャンパスで新型コロナウイルス分野の研究を行う教員か、医系科学研究科の大学院生。いずれも45歳未満で博士の学位取得者か取得を目指す人が対象になる。
一人100万円を上限に、1年間に2人程度助成する。今年4月から5年間の事業として行う予定だ。助成対象者は学内選考で決めていく。
昨年暮れ、同大東広島キャンパスで記者会見を行った越智光夫学長は「若手研究者の支援に力を入れており、助成はありがたい。新型コロナのみならず、未来の感染症に対応する研究者を育成していきたい」、桧山会長は「ロータリークラブは社会奉仕が柱。今回の事業が広島のみならず、日本や世界のために役立つようになればうれしい」とそれぞれ話していた。
(日川)