園児に木製おもちゃを手渡す多田副市長(撮影・山北)
東広島市緑化推進委員会(事務局・同市農林水産課内)はこのほど、同市鏡山の市立御薗宇幼稚園(兼島久美園長)に木製のおもちゃ1セット(約10万円相当)を寄贈した。
同幼稚園で行われた寄贈式には、年中児と年長児、保護者ら約60人が出席した。同委員長を務める東広島市の多田稔副市長が南真衣PTA会長に目録を、園児代表に木製の三輪車を手渡した。
多田副市長は「木製のおもちゃは、丁寧に面取りをしているので安心して楽しく遊んでほしい。子どもたちがより身近に木や森を感じられれば」、兼島園長は「子どもたちは、木の温もりに触れながら遊ぶ中で、豊かな心が育つ」と喜び感謝した。その後、園児が多田副市長らに手作りのメダルと歌をプレゼントした。
木製おもちゃは、全て東広島市で伐採された木材を使用。福富町のきこりやがキッチンや三輪車、手押し車、椅子、机、まな板、包丁などに加工した。年長組の青木結愛ちゃんは「キッチンで遊んで楽しかった。今度は三輪車で遊びたい」と喜んでいた。
同委員会は、会員約15人。みどりの少年団育成事業などの活動を通して、市内の環境緑化の普及啓発に努めている。2021年度から「緑の募金」を財源として、乳幼児期から木に親しみを持ち、自然に対する興味関心を持ってほしいと「木製おもちゃの寄贈事業」を開始。これまでに、市内の10カ所の保育所や幼稚園に各1セットずつ寄贈した。
(山北)