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賀茂高バンドが最優秀 県高校軽音楽コンテスト 8月、全国出場へ

  • 2022/07/05
賀茂高バンドが最優秀
県高校軽音楽コンテストで演奏する「月語」(提供写真)

 県立賀茂高(東広島市西条西本町)の軽音楽部に所属する5人組のグループが6月上旬に開かれた「第2回県高校軽音楽コンテスト」のオリジナル曲部門で、最優秀バンド賞を受賞。8月27日と28日の両日、東京都である「全国高校軽音楽コンテスト」へ初めての出場を決めた。

 5人は、リーダーでキーボード担当の越知龍之介さん(3年)、ボーカルの森田音羽さん(3年)、ベースの大藤瑞姫さん(2年)、ギターの林悠さん(2年)、ドラムの檜浦聡さん(2年)。グループ名は「月語(つきがたり)」で、ムーンランゲージという俗語からヒントを得て名付けた。

 メンバーは、小中学生のときから音楽に親しみ、一人一人の技術の高さは折り紙つき。越知さんがメンバーに声を掛け、昨年の文化祭のときから組んだバンドで、学校行事などでライブ演奏をする機会も多いという。

賀茂高バンド
「月語」のメンバー(前列左から森田さん、越知さん(後列左から)林さん、檜浦さん、大藤さん(撮影・日川)

 全国のひのき舞台で演奏する曲は「藍春(らんしゅん)」。県大会でも披露した曲で、越知さんが作詞・作曲した。「高校生のキラキラした思いと、リアルな現実とのギャップを、詞とメロディーに紡いだ」と越知さん。コロナ禍で学校行事などが中止になったことも、曲作りのヒントになったという。

 全国大会のライブでも、県大会と同じように、4人のリズミカルな楽器の音色に合わせて、森田さんが情感を込めて歌いあげる。

 森田さんは「昨年、全国出場を逃した先輩のために、そして支えてくれた部の仲間や友達に感謝しながら、全国大会でも1位になれるよう精いっぱい演奏したい」と目を輝かせている。

(日川)

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