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インハイ、国体に出場 豊田高相撲部 児玉聖人さん

  • 2022/09/16
高垣市長(右)から激励金と、市内で収穫され全国で特Aと認められた米を受け取る児玉さん(撮影・山北)
高垣市長(右)から激励金と、市内で収穫され全国で特Aと認められた米を受け取る児玉さん(撮影・山北)

 県立豊田高(東広島市安芸津町小松原)の高本道則校長と、同高3年で相撲部に所属する児玉聖人さんは8月23日、東広島市役所に高垣広徳市長を表敬訪問、インターハイと国体出場を報告した。

 児玉さんは、6月に竹原市で開かれた県高校総体で、無差別級の個人戦と80㌔級で優勝し、2階級でインターハイの切符を手にした。同高の生徒がインターハイに出場するのは29年ぶり。高知県で7月下旬に開かれたインターハイでは、健闘したが、個人戦では1勝2敗、80㌔級では1回戦敗退だった。

 また、竹原市で7月に開かれた国体の予選会には、県代表として団体戦に出場し、全勝して出場権をつかんだ。国体は栃木県で10月1~3日に開催。同高生徒が国体に出場するのは、学校創立以来初。

 高垣市長が「国体に向けてけがのないように万全を期してほしい」と激励すると、児玉さんは「得意技は出し投げ。インターハイの結果を超えられるように、練習を頑張りたい」と意気込んでいた。高本校長は「卒業後の人生につながるように、このチャンスを生かして」と激励した。

 同高は、生徒のやりたい活動を応援しようと、児玉さんの入学と同時に相撲同好会を発足し、2年目からは、相撲部として活動を始めた。部員は児玉さん一人。同高には土俵がないため、毎週日曜日に竹原市内の相撲クラブ「至誠会」で練習に励んでいる。

(山北)

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