子育てのために看護の現場を離れている人の復職をサポートする、広島県看護協会(広島県ナースセンター)の「いきいき子育て中のナースカフェ」が8月24日に東広島市役所で開かれた。5人が参加し、担当者から復職の支援について説明を受けた。
ナースカフェは県内八つの会場で開催されている。現場の看護職が不足している課題を解消するのが目的。復職に不安がある人のために研修の場を提供したり、実際に子育てをしながら看護の仕事を続けている人の話を聞いたりする機会を提供している。
また、24時間家事や育児に追われる生活につかの間の休息を入れるため、会場内で子どもを預けられる体制も整えられ、レクリエーションの時間も設けられている。ナースセンター復職支援相談員の西川直美さんは「少しでも〝自分時間〟をとることで、親でも妻でもない、看護師だったときの自分を思い出す時間にしてほしい」と話した。
この日、参加者は、東広島市職員から子育てを支援するさまざまな制度や保育施設の入所手続きなどについて説明を受けた。このあと、レクリエーションの場が設けられ、「どこに飾ろう」「子どもの手が届かないところじゃないと」などと話しながらフラワーアレンジメントに熱中した。
「いきいき子育て中のナースカフェ」東広島会場は、10月12日も東広島市役所で開催される。参加無料。希望者は、10月5日までに広島県ナースセンター082(293)9786に電話で申し込む。
(小林)