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義肢装具士を体験 小中学生「職業選択に役立った」 広国大

  • 2022/09/22
筋電義手を体験する参加者(撮影・山北)
筋電義手を体験する参加者(撮影・山北)

 東広島市黒瀬学園台の広島国際大学(焼廣益秀学長)が主催している広国市民大学は8月27日、義肢装具の製作などを行う「義肢装具士」の職業体験講座を広島国際大学東広島キャンパスで開いた。市内外の小学5~中学2年生9人が参加した。

 講師は、同大リハビリテーション学科の月城慶一教授と義肢装具学専攻3年の山口雄也さん。子どもたちは、2グループに分かれて実習室に行き、筋肉を動かそうとする時に生じる微弱な電気を読み取ることで、指を細かく動かすことができる「筋電義手」の説明などを聞いた。その後、筋電義手を実際に腕に装着して物をつかむ体験などをした。

 参加した呉市立片山中1年の南薗亜海さんは「自分の将来の職業選びにつながった。人助けができる大人になりたい」とにっこり。講師をした山口さんは「義肢装具士は、やりがいのある仕事なので、子どもたちに興味を持ってもらえたら」と話していた。

 今回の講座は、小学5~中学2年の児童・生徒が薬剤師や理学療法士など同大で養成している国家資格が必要な職業を体験する「おしごと(職業)体験コース」の一環で、来年2月まで全10回にわたり学ぶことになっている。

(山北)

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