
国際協力機構(JICA)は東広島市の職員、沖田大さん(30)を西アフリカのガーナ共和国に、青年海外協力隊員として10月19日から2年間派遣する。沖田さんは派遣に先立ち9月14日、高垣広徳市長を表敬訪問し、抱負を語った。
ガーナ共和国では、テマ・ペアレンツアソシエーションスクールで、小学校低学年の児童を対象に、デジタル技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)教育に取り組む。日本との文化交流と友好関係を築くことを目的としている。
沖田さんは「ガーナの小学生と日本の小学生をWEB会議システムでつなぎ、日本語と英語を交えて文化交流することなどを考えている」と意気込みを話した。高垣市長は「DXを活用した前向きな活動を期待している」と激励した。
JICAのボランティア事業であるJICA海外協力隊は、これまで世界98カ国に5万5074人を派遣している。
(林)