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児童が応急手当て学ぶ 東広島こどもメディカルラリー 東広島消防署

  • 2023/03/06

 東広島市西条町助実の東広島消防署は2月26日、小学生に応急手当ての知識と技術を学んでもらおうと「第1回東広島こどもメディカルラリー」を同消防署で開いた。消防機関が小学生を対象にラリーを行うのは県内初。全国的にも珍しいという。

 メディカルラリーは、児童らがチームで救急現場などを再現したブースを巡りながら、けが人にどのような応急処置が必要なのか考えて行動し、いかに適切な判断や処置ができたかを競い合う。

 参加したのは、同市内の小学5、6年生の児童36人。児童らは、事前に同消防署員から心肺蘇生法や応急手当て、119番通報などを学んだ。この後、3人1組でチームを作り、心肺停止や骨折などを想定した模擬現場のブースを巡りながら、力を合わせて応急処置に挑んだ。

 児童らは、「応急手当てなどを学んで、楽しかった」と笑顔。同消防署の境秀和第一救急係長は「今日学んだ事を生かして、緊急時に一歩踏み出す勇気を持ってほしい」と話していた。

 同消防署が実施する応急手当て講習は、中学生以上が対象だったが、小学生も同講習の必要性を感じ、同ラリーを開催した。

(山北)

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