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浜先力さん / ブローカー【FM東広島『喫茶897』第25回】

  • 2024/03/16

 

 FM東広島・毎週火曜日午後6時台に放送している『DOGENSURU NIGHT』内のコーナー『喫茶897』では、東広島の企業・団体の方にお越しいただき、色々なお話を伺っています。

 第25回のお客様は、『ブローカー』マネージャー、浜先力(はまさき つとむ)さん。コロナ禍にスタートし今年で5年目に突入するブローカーの思いや車の買取のちょっとした裏側などいろいろなお話を伺いました。

 

※インタビュー内容は、FM東広島YouTubeチャンネルで音声として聞くことが出来ます。

 

 

 

対応から査定・買取まで一人で行うブローカー

— ブローカーの事業内容を教えて下さい。

 乗用車、トラック、重機でフォークリフトとか、トラクターなどの農業用など幅広い分野で買取をさせてもらっています。

 

— 忙しいシーズンなどはあるのでしょうか。

 コロナ禍もあり読みづらいところもあるんですが、9、10月や1、2、3月は忙しいイメージがありますね。なので、今(2024年3月)は、忙しくて嬉しいです。

 

— ブローカーの特徴やお勧めしたいポイントはありますか。

 買取金額はもちろんなんですけど、お客様のお車の引き渡しのタイミングなどはご希望に添えるようにさせて頂いています。また、よくあるんですがドライブレコーダーやETCを取り外して欲しいとか車屋に持って行けば取り外し工賃がかかるようなところも頂かずにお返しします、という事もさせていただいてたりしているところは他の店舗にも負けないかなと思っています。

 

— 浜先さんが全てやってらっしゃるんですか。

 電話の対応や査定、車のお引き取り、最後まで私一人でノンストップでやらせてもらっています。

 

 

 なので、色んなところにもお伺いして広島県内もそうですが、たまにお客様の紹介で「こういう車があって」とか「こういう人がいて」ということで県外にも行くことはあります。フットワークが軽いと言われますが、やはり求めてもらったからには頑張りたい、そして、最高のパフォーマンスを提供したいという思いが強いですね。

 

まっすぐしっかり向かい合いたいブローカー

— 査定の中で何か心掛けてらっしゃることはありますか。

 やはりお客様が喋りやすい、言いやすい空間を作ること。そのための私の態度ですね。

 商売である以上お金が絡むので不満や心残りを持ったまま取引が終わるという事が私は一番つらいです。なので、やはり本音を言いやすい環境作りというのはとても気をつけています。逆にというか、私自身は駆け引きがすごい苦手で巧みな話術も持ち合わせてないんです。嘘を吐いたら顔に出やすいですし。

 でも、そうなら「嘘をつかなければいいじゃん」ってなったんですよね。

 正直に「この車はこれくらいになるんですけどどうですか」とぶっちゃけて、それで構いませんとなれば商談成立と。なので、忙しい時期は一人なので時間とかちょっとズラさせてくださいみたいな話で甘えさせて頂くことはありますが、値段に関しては一切甘えなしで話をさせてもらいます。

 買い取り業者や査定士が査定の際に活用するデータベースというのは一緒なので、正確な査定となれば金額は、実はほとんど変わらないんです。じゃあ、どこで他社と比べてのアドバンテージを作るかというと、利益を減らしていくしかない。

 だけど、やはりこちらも商売なので、そこも正直に、ごめんなさい難しいです、という話もさせて頂くことはあります。でも、どんな商談でも正直な分、後ろめたい事は何もないです(笑い)

 

 

 ただ、こういった話をさせて頂いているので、自分自身でもちょっと自分の首を絞めているなという気はします。自分でハードルを上げてしまっているなと。

 しかも、有難いことにブローカーは高い評価を得ているということで、よりもっと誠実にやっていかなければとどんどんハードルが上がっていってるなという気はするんですが、同時にやる気もどんどん沸いてきています。

 

— ブローカーは今、何年目になるのでしょうか。

 今が4年目で、この夏で5年となります。気が付けば皆様のお陰でという感じです。

 始めた当初は、コロナ真っ只中でして、正直「自分が何かやる時に物凄い向かい風が吹いてくるんだけど、なんなん?」と思うこともありました。だけど、有難いことに色んなご縁を頂いてここまで続けてきてます。

 

— このお仕事をしていて何か印象に残っていることや嬉しかった思い出はありますか。

 言い出したらキリがないんですが……私は物覚えが悪いタイプなんですけどお客様とのエピソードはちゃんと記憶にありますね。

 例えば、もう動かない車を一緒になってウィンチ作業で押したりとか、とても高い車で出来る限りご希望の金額に近づけてご成約頂いた時とか、それに、ウチが買えなかった時も覚えていますね。金額やそれ以外の話でウチと折り合いつかずに、ブローカーは今回はやめておこうとなる場合ももちろんあります。

 

 

 その時は、そこの業者さんが良いからこそだと思うんで「そちらの方に売ってもらっても構いません」と素直に言います。

 だけど、もし何かちょっと話がうますぎるなおかしいなと思ったら、契約内容だけはよく確認されて話をしてくださいね、とは付け加えます。

 すぐ決めて下さい、すぐ決めて下さいという営業の方もいると思うんですが、そう言われて追い詰められてると感じちゃうと人間って判断力が鈍るんですね。

 でも、契約書というのは破棄することが出来ない。大事な工程です。なので、店舗側にしても、お客様にしてもじっくり考えて、決めるのが一番いいかなとは思います。

 ただ、本当に良い条件であれば他社であってももう是非いっちゃってくださいという感じですね。ただ、今回に懲りずにまたチャンスがあればお願いしますとは一言伝えます。それで呼んでもらえる時もありますし、その時はめちゃくちゃ嬉しいですし、今回は絶対にと燃えてくるのもあります。

 

お客様の為ならば理想に近づけたくなる『チョロい車買取店』ブローカー

— 浜先さんの趣味やハマっているものはありますか。

 ないんですよね。本当にないんです。遊んでいても電話が鳴ったらいっちゃうんですよね。折角の機会、チャンスを無駄にしてしまうのが嫌いなんです。

 だから、友達にも言われます。「仕事が趣味ってヤバイよ」と(笑い)

 

— 今後の目標やビジョンを教えて下さい。

 ポストのん太ですね(笑い)

 東広島の観光マスコットキャラクターはのん太、買取マスコットキャラクターはブローカー浜先やろ、というくらいになりたいなというのは正直あります。

 のん太には勝てないだろうなと思っているので、ポストのん太。本当にそうなれたら嬉しいので頑張りたいと思います。

 

— ブローカーを一言であらわすとなんと表現されますか。

 『チョロい買取店』だなって思います(笑い)

 

 

 僕も単純でチョロい。「こう思っとるけんこうして欲しい」と言われたら出来るだけ近づけていかないとってなっちゃうんですよね。

 やはり、一番はお互い笑って帰れるのが一番いいんで。「ここで決めてよかった」、「言ってみてよかった」と思ってもらいたいんで。「浜先って結構チョロいけんね」と思ってもらえた方がお客様も話しやすいと思うんで僕は嬉しいです。

 

— 車を売りたいとなった時に何か気をつけるべきことはありますか。

 車自体が傷ついたりすることは仕方ないと思います。ただ、売る際にしっかり喋ることは大事だと思います。査定士としっかり話す。要望をちゃんと伝えることです。

 僕がうまいなと思うお客様は、チョロい僕に絞って金額を絞り上げてきます(笑い)

 見積りが複数でもいいとは思います。3社でも5社でも10社でも全然ありだと思います。納得いくまで呼んだ方がいいです。

 で、最終的に何社かでとんとんになると思うんですよね。そうなってくると、あとは査定士に対するフィーリングじゃないかなと。探りを入れてきてなんかいやだな、と思ったら同じくらいの金額であれば避けてもいいと思いますし。しっかり話して笑顔でおわってほしいですね。

 

— 最後にメッセージお願いします。

 ブローカーは、色んなジャンルで買取をさせてもらっています。出来る限りお客様の要望に近づけます。なので、機会がありましたら、是非ウチにもお話頂ければと思います。これからもよろしくお願いします。

 

 

 話を聞いても「買取は希望通りの額にします!」ではなく、「出来る限り近づけます!」という正直な浜先さん。裏表のない人だからか話しやすくついつい饒舌になってしまいます。車を売る時は自分がつけた傷や壊してしまった部分などあると買取金額や要望など言いたいことが言えなかったりするかもしれませんが、浜先さんになら話したい! 聞いてもらいたいとなっちゃうんじゃないかなと思います! 買取をお考えの方、複数比べてみるとしてもまずはブローカーに聞いてみて自分の思いをしっかり伝えてみてはいかがでしょうか。

 

 

企業情報

ブローカー

住所:〒739-2117 広島県東広島市高屋台1丁目7−40

主な事業内容:車査定・買取

HP:https://www.browcar.com/

 

 

 

 

 

記者の画像

森 新太郎

FM東広島パーソナリティ。広島大学教育学部卒。劇団を主宰し、演出や脚本も務める。

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