東広島市高屋町杵原の田んぼ横のコンクリートとアスファルトの隙間から芽を出したど根性スイカに実がなった。
田んぼの持ち主の福重敏子さん(65)によると、6月中旬に雑草に紛れて小さい実がなっていたという。田んぼ近くの事業所くにさわ21の國澤宗正社長とともに、水をやったり、カラスに食われないように枯れ草で覆ったりして成長を見守ってきた。
苗は1本で、福重さんは「鳥が種を運んできたのかもしれない」と推測。8月上旬には直径約20の楕円形のスイカが4つ。二人は「自動車にもひかれず、カラスにも食われず元気よく育ってくれてうれしい」と笑顔。
一つは福重さんが8月中旬に収穫。皮が薄く、黄色い実で「甘かった」と話していた。 (橋本)