1976年に旧広島2区から初当選。その後、広島4区や比例中国ブロックなどで当選を重ね、約30年間「国民が望む民意の政治を」という思いを胸に、衆議院議員として活動してきた。
議員時代で最も印象に残っているのは「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」(骨太方針2006)の策定だという中川さん。デフレ脱却のため、10兆円以上の予算を削減する制度改革に取り組んだ。「国民の負担になる増税は最後だと考え、身を切る改革をした」と振り返る。
昨秋、旭日大綬章を受章。中川さんは「身に余る栄誉。長年支えてくれた地元と全国の支援者の皆さまのおかげです」と話す。2012年に衆議院議員を引退。以降は二男の中川俊直さんが後継候補として地盤を継ぎ、衆議院議員として活躍している。
現在は、小泉純一郎元総理らと共に、原発廃止に向けた活動に取り組んでいる。「原子力発電を廃止し、自然エネルギーの導入に向かっていくことで国力を向上させられれば」と意気込んでいた。
国民が望む民意の政治を 衆議院議員として約30年活躍
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