献花台に白菊を手向けながら戦没者へ祈りをささげる参列者
高垣市長は「戦争の恐ろしさを決して忘れることなく、悲しみの歴史を2度と繰り返さないよう決意を新たにするとともに、恒久平和の実現に向けて取り組んでいく」とあいさつ。参列者は祭壇前に設けられた献花台に白菊を手向け、静かに手を合わせた。
「遺族代表による追憶」では、安芸津町遺族会の住井由加利さん(80=同町三津)が、1943年に激戦地のニューギニアで父を亡くし、祖母と母の3人で苦労しながら戦後を生き抜いた体験を話した。「子ども平和メッセージ」では、西志和小6年の日出山幸也君が「過去に起こった戦争について学び、さまざまな問題を暴力で解決することなく、平和の日々に感謝しながら1日1日を精いっぱい生きたい」と平和への誓いを発表した。
(茨木)