酒造期を迎え、東広島市内の酒造メーカー8社が加盟する西条酒造協会は11月14日、東広島市西条町西条の松尾神社で酒造祈願祭を行った。蔵元や杜氏(とうじ)など関係者ら約50人が参列し、酒造り期間中の安全などを祈願した。
松尾神社は、酒の神を祭る京都の松尾大社から分霊を受け、同協会の前身である西条酒造組合が1926年に御建神社内に建立した。以後、毎年、酒造りが最盛期を迎えるこの時期に祈願祭を行っている。
祈願祭では三善孝昭宮司が祝詞を奏上し、参列者たちが次々と玉串を奉納した。同協会を代表して、亀齢酒造の石井英太郎社長が、「みんなの力を合わせることで予選を突破した」とラグビーワールドカップでの日本代表選手の活躍を例に挙げながら、「酒造りにおいても、みんなで力を合わせ、けがに気を付けて、励んでもらいたい」と呼び掛けた。新酒の出荷は、11月下旬ごろから始まる。
(茨木)
松尾神社で酒造祈願祭【西条酒造協会】
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