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(SUN)

9町ごとに「魅力」「工夫」が盛りだくさん!

  • 2023/05/31

 東広島市内9町を深掘りする「東広島 暮らすた」。今回は総集編です。各町住民100人アンケートを行い、これまで9回にわたって、それぞれの町の自慢やまちネタを紹介してきました。安芸津町の三井圭介さん(41)、豊栄町の中岡政文さん(45)、西条町の山本将輝さん(29)が振り返りました。〈提供・東広島市〉

山本さん「自慢をいろんな人に伝えたい」
三井さん「わが町の良さを再確認」
中岡さん「周りの町の知らない話題、発見」

▲【都会? 田舎? ちょうどいい!! 西条】 観光スポット・西条酒蔵通りがある。都会のようで、自然も多い。冬は広島大学の気球が飛ぶ=写真。
▲【オリジナルが光るまち、黒瀬】 国産バナナ、酒粕かりんとう、黒瀬牛、黒瀬たこ焼き=写真=など、独自の商品がキラッと光る。
▲【豊かな自然からおしゃれスポットまで 八本松】 88体の石仏を巡るツアーが有名=写真。飲食店、ケーキ店、カフェが多くある。「八本松ガーデンプレイス」はおしゃれスポット。

山本 私は西条生まれ、西条育ちですが、子どものころを含めて、意外と他の町に行っていないな、ということに気付きました。

中岡 私もですね。商売をしていて、お客さんに観光地を聞かれることがあるのですが、その時はたいてい地元豊栄町内のスポットか、西条酒蔵通りを紹介します。面白い場所が東広島にたくさんあることが分かりました。

三井 知っているけど、食べたことのない物、行ったことのない場所が多かったです。黒瀬牛はぜひ、食べてみたい。

中岡 河内のそばや福富のエゴマなど、おいしい物も各町にありましたね。

山本 黒瀬の「黒タコ」や豊栄の「へそ丼」など、町の特徴を生かして、工夫して名物を作っているのはすごいですよね。

▲【海の町らしい文化 安芸津】 虫に食われ続けている島、ハートの形の島など、ユニークな島がある。相撲が盛んで神社や学校にも土俵がある=写真。
▲【清流のまちは話題が豊富 河内】 中河内ではリバーサイドフェスティバル、宇山ではそば作り=写真=など、同じ町でもいろいろな顔がある。
▲【教育、交通、買い物バランスの良いまち高屋】 高屋東では白市歌舞伎が継承されている=写真。教育機関がたくさんあり、教育熱心な親が多い。団地も多いが、自然も豊か。

三井 豊栄の「へそ祭り」なども、工夫したイベントだと思います。やはり地域の人たちで、工夫して行っていることは自慢なんですね。

山本 アンケートでは、住民同士のコミュニケーションについての回答が多くありました。「子どものあいさつが気持ちいい」「仲がいい」など。

三井 そう答える方がいるということは、住みよい町なのでしょうね。安芸津も隣近所の付き合いがあり、田舎ではあるけど住むには良いところだな~と実感しています。

中岡 豊栄も人が温かいです。移住してきて13年になりますが、住み心地が良い町です。豊栄、河内、福富は高齢化が進んでいますが、福富で動画配信をしている原田賢志さんのような若い人がいることはうれしいです。

山本 「東広島 暮らすた」で9町の情報を知って、東広島、わが町への愛着が深まったように思います。東広島を知らない人に、どんどん東広島を自慢していきたい! 気になったところには足を運んでみようと思います。

▲【志があり、和やか 郷土を愛する住民 志和】 時報塔や並滝寺、かやぶき屋根の家=写真=などを大切に守っている。ホタルの里として有名。
▲【心ひかれ人が集まるまち 福富】 飲食店から雑貨まで、さまざまな店がある。〝農チューバ―〟として注目を集めている原田賢志さん=写真。
▲【人とのつながり ほっとなまち 豊栄】 豊栄といえば、へそ祭りとへそ丼=写真。ジビエ(野生鳥獣)料理を提供する店がある。

 9町のそれぞれの「魅力」「工夫」、そして「へぇ~」を取り上げた、東広島暮らすた。それぞれのまちの良さもさることながら、共通して出た自慢は「あいさつをよくする」「星がきれい」「自然が豊か」。これこそ東広島の良さですね。
 読者の皆さんもそれぞれのまちを知ることができ、たくさんの発見があったのではないでしょうか。皆さんの周りに、まだまだたくさんの「へぇ~」があるかもしれないですね。行きたいと思ったまちをぜひ訪れて楽しんでみてください!


プレスネット2020年3月26日号掲載

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