住宅リフォーム事業などを手掛けるマエダハウジング(広島市中区、前田政登己社長)では、中古戸建て住宅の耐震・断熱などの課題を解決した、中国地方初の耐震断熱リノベーションモデルハウス「三入の家」を2月中旬、安佐北区三入にオープンした。
モデルハウスは「YKK AP」(東京都)と共同で、築30年の戸建て住宅をリノベーションした。前田社長によると、震度6強以上の地震が数回来ても大きな被害のない耐震性を誇り、エアコン1台で家のどこにいても暖かい断熱性を体感することができる、という。
阪神・淡路大震災では、亡くなった人の85%の5500人が家屋倒壊による圧死だった。また、年間で1万7000人が家庭内の事故で亡くなっており、大半は室内の寒暖差で起こるヒートショック、といわれている。こうしたことを背景にマエダハウジングでは、本来、家族が安心できる家が凶器となっている課題を解決したい、と耐震や断熱性能を向上させたリノベーションをプラン化した。
予約をすれば見学可。セミナーや相談会も随時開催していく。詳細はマエダハウジング(フリーダイヤル0120―164908)。
(日川)