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新酒の出来栄えを競う西条清酒品評会に6社10蔵から19点出品 金光酒造が2年連続最優秀

  • 2025/04/11
酒を口に含み、香味の調和や香り、味の良さなどを審査する研究員ら(山北)
酒を口に含み、香味の調和や香り、味の良さなどを審査する研究員ら(山北)

 東広島市の酒造8社でつくる西条酒造協会(島治正理事長)は3月26日、新酒の出来栄えを競う西条清酒品評会を酒類総合研究所(同市鏡山)などで開いた。今回で74回目。
 第1位の最優秀に輝いたのは、金光酒造(同市黒瀬町乃美尾、金光秀起代表社員)の大吟醸で、2年連続で受賞し今回で4回目。同品評会には、同酒造協会に所属する6社10蔵から計19点の新酒が出品された。国税局の鑑定官や同研究所の研究員ら10人が3審まで審査。審査員らは、出品者を伏せた新酒を口に含み香味の調和や香り、味の良さなどを採点し評価した。
 金光代表社員兼杜氏(とうじ)は「千本錦の酒米が高温障害を受けていたが、品質的には一番良く、うまくまとめることができた。香りが華やかなタイプの大吟醸なので冷やして楽しんでほしい」と喜びをかみしめた。審査長を務めた広島国税局鑑定官室の橋口知一室長は「華やかな香りとうまみがよく調和していた。酒米が高温障害を受けて硬く溶けにくい条件であったが、技術力を発揮し良い酒に仕上がった」と講評した。
 褒賞授与式は、西条HAKUWAホテル(同市西条下見)で行われた。(山北)

プレスネット編集部

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