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23日投開票 東広島市議選 定数30に40人立候補 過去最多の出馬、激戦必至

  • 2023/04/17
東広島市議選
出陣式で支持者と気勢を上げる立候補者(中央)(撮影・日川)

 統一地方選の後半戦となる東広島市議選が4月16日告示された。定数30では過去最多となる現職24人、新人14人、元職2人の計40人が立候補した。街頭演説や個人演説会、SNS(会員制交流サイト)などで支持を訴えながら、激しい戦いを繰り広げている。投開票は4月23日。(取材班)

東広島市議選 立候補者

 立候補者の内訳は男性29人、女性11人。党派別では公明3人、共産2人、社民・参政が各1人、無所属33人。年齢別では60歳代が19人と最も多く、以下50歳代8人、70歳代5人、40歳代と30歳代各4人。地域別では人口の多い西条町と高屋町で半数を超える。

地域別立候補者数

 今回の選挙戦の特徴の一つが女性候補者と、40歳以下の若い候補者が過去最多になっていること。それぞれ女性目線や若い世代の声を市政に反映させたい、と訴えている。選挙スタイルも独特で、SNSを最大限駆使したり、選挙カーを使わなかったりする候補者が多いのが特徴だ。ある現職は「今回の選挙は、これまで通りのアナログ型の選挙と、インターネットを駆使した選挙の戦いでもある」と分析する。選挙結果によっては、今後の選挙スタイルが変わる可能性を示唆する。

 女性候補者と若い候補者が多数出馬し、激戦の地域となっているのが高屋地区だ。現職4人に新人4人、元職1人が挑む構図。ある現職陣営では「胃が痛くなるような選挙。まったく票が読めない」と危機感を募らせる。地域でみると、人口の最も多い西条地区の浮動票の行方や、北部地域(河内・福富)で議席を増やせるかどうかも注目だ。

 各候補者が公約に掲げているのは、災害・防災対策や子育て・教育支援、医療・福祉対策、地域振興策、インフラ整備など多岐にわたる。一方で有権者に尋ねると、争点に「子育て・教育支援」を挙げる人が多かった(下表参照)。

 4月15日現在の選挙人名簿登録者数は15万1233人。投票は市内81カ所で午前7時~午後7時。期日前投票は4月22日まで、10カ所で受け付けている。


全立候補者にアンケート
「子育て・教育支援」どう考えていますか?

 プレスネットでは、東広島市議選を前に、争点にしてほしい対策、市の課題について、市民(有権者)50人にアンケート調査を行った。最も多かったのは、「子育て・教育環境の充実」で、次いで「医療・福祉対策」「道路などインフラ整備」「過疎と過密の解消」の順だった(下表参照)。そこで最も多かった、子育て・教育支援対策について、立候補者に思いを聞いた。

※敬称略、上から届け出順

有権者アンケート

中川 修
 子どもが伸び伸びと学べ成長できる教育環境の整備を推進し、先生や児童生徒が共に成長できる施策を提案していきます。

坪井 浩一
 妊娠期から学齢期までの支援体制を構築し、安心して子どもを産み育てられる街づくりに取り組む。また、それらへの寄与度の高い庁舎北館の再整備を推進させたい。

重森 佳代子
 子育てを孤立化させないため、子育て支援拠点整備の拡大と、さらなる充実。保育所入所における実質的待機児童ゼロの実現。

田坂 武文
 ①乳幼児期の教育・保育の質の向上 ②需要に対応できる保育施設の充実 ③地域住民等が参加するコミュニティスクールの導入④保育所、小学校の連携・接続。

岩崎 和仁
 学校教育についてコミュニティスクール(学校運営協議会)の推進や福祉教育の充実などに取り組むとともに偏在している都市公園など子育て環境の充実に取り組みます。

鍋島 勢理
 ①保育施設における待機児童の解消 ②妊娠期からの切れ目のない伴走型支援の強化 ③妊活・不妊治療支援の検証・アップデート④学童等、放課後事業の充実

重光 秋治
 「児童虐待の解消」と「保育の民間委託に関する保護者の不安解消」について有効策の研究をするとともに、委員会や一般質問で執行部に提言する。

大下 博隆
 スポーツを通じた親子のコミュニケーションの取れる環境整備。学校給食での地産地消拡大を推進。地域の声に耳を傾け、通学路の安全確保を行います。

鈴木 英士
 ①待機児童(保育所・学童保育)の解決を目指す。 ②保育所・幼稚園等から小学校に入学する際のギャップの緩和を目指す。 ③校則の見直しに引き続き取り組む。

木村 輝江
 児童館整備、給食無償化、学童保育・母体ケア事業・公園などの充実。2034年までに人口20万都市、児童相談所設置、日本一子育てしやすいまちへ。

小池 恵美子
 所得制限のない医療費助成や第2子の保育料免除などの財政支援の他、安全な給食の提供、地域センターを中心とした世代間交流のある子育て支援体制の構築に取り組む。

奥谷 求
 子育ての伴走型支援や年度途中の入所、保護者の経済的負担の軽減、公園など子どもの居場所充実、家族・地域・社会資源を結び付けた地域子育て支援の強化に取り組む。

上岡 裕明
 「子どもの習い事支援事業」等を立ち上げ、家庭の経済力の差で成長意欲が妨げられないようスポーツや文化芸術、学習塾などにかかる費用を助成します。

景山 浩
 公平性を考慮しながら子育て世帯への現金給付制度を新たに創設。教育・福祉・保育の連携強化で現物給付の仕組みを充実させる。

谷 晴美
 学校給食の無償化、子どもの医療費を入通院とも18歳まで拡大し完全無料化、0~2歳児の保育料無料化をめざします。

牛尾 容子
 ①保育士充実で一時預かりの拡充や育児退園の改善 ②地域、多世代で子育てできる環境づくり ③小中CSを充実させて地域全体で学校を支える仕組みづくり―に取り組む。

中曽 久勝
 子ども一人大学卒業まで育てるのにかかる費用は2,000万円以上。少子化対策として子育て世代を経済的に公費で助成する。入口として小・中学校の給食費の無償化に取組む。

上田 広
 国の政策方針に従って推進していく。

牧尾 良二
 東広島市の目指す「子どもの健やかな成長を支え、仕事と子育ての両立を応援」を具現化するため、中央公園の今後の整備を子ども目線でとらえ取り組む。

森脇 一治
 私の公約は、教育の平等です。所得がある一定の基準を満たさない家庭、交通の便が不自由な家庭に対し、公が運営する学習環境の提案をお約束します。

織田 真澄
 子どもたちが安全・安心・充実して生活できる街を目指します。子どもたちの多様性を踏まえ、どの子も取り残されること無く幸せを感じる街を目指します。

石原 賢治
 ①地域で子どもや保護者を見守る場づくり ②子どもの健全育成の保障。特にヤングケアラーや無園児の実態把握および子どもの権利擁護体制の整備。

北林 光昭
 国基準で待機児童ゼロを達成した本市だが、希望される保育施設に入ることに難しい面がある。この問題に取り組み、真の意味での待機児童ゼロを目指したい。

乗越 耕司
 一人ひとりの声を大切にして、仕事と子育てを両立できる環境をつくり、安心して子どもを産み育てられる社会の実現を目指します。

岡田 育三
 ①保育士の確保による年度途中での待機児童の解消 ②学校通学路の安全確保 ③家庭・学校・地域が一体となった子育ての環境づくり。

向井 哲浩
 安心して子どもを産み育てることができるよう、更なる医療の充実と経済的負担の軽減により「東広島っ子」が増えるよう取り組みます。

片山 貴志
 ①夢を持てる社会の実現 ②安全に生活できる交通インフラの整備 ③家庭の環境に左右されない教育機会の平等④子どもを見守る仕組みづくり⑤スポーツ及び商業施設の充実。

貞岩 敬
 子どもたちの健全な育成が保障されるための教育と町づくりに努めます。中学校教諭、教育委員会指導主事の経験を生かして教育に取り組み成果をあげました。

落海 直哉
 ①不妊治療支援、産前産後ケアの充実 ②情報化社会に対応した教育環境の整備 ③個人・個性を尊重した学校教育の推進 ④ボールが使える公園や屋内遊戯施設の整備。

上田 秀
①子育て世代の声を発信できる仕組みを作ります ②若者や女性が交流して暮らしを楽しめる場を作ります ③市の食と自然の豊かさを子どもから大人まで実感できるようにします。

下向 智恵子
 児童手当の大幅な拡充。高校3年生までの医療費助成の拡大。0~2歳児の保育無償化の対象拡大。妊娠期、出産・育児までの一貫した経済支援を目指す。

坂元 百合子
 児童手当の大幅な拡充。高校3年生までの医療費助成の拡大。0~2歳児の保育無償化の対象拡大。妊娠期、出産・育児までの一貫した経済支援を目指す。

宮川 誠子
 個性の違う各人が持ち場を得て全体の為に協力するという「和」の精神を持つ日本の歴史・伝統を教えることで確とした「根っこ」を持つ日本人をつくる。

原田 栄二
 0~2歳児の問題の解消、働いていなくても保育所に預けられる環境をつくる。保育士の雇用を増やすため、給料面や働き方の改革を進めていく。

玉川 雅彦
 少子化が加速する中、本市においては、安心して出産し、市内全域で安全に育てられるように子育て世帯を最大限サポートできる環境の整備を行っていきたい。

兼田 昭宏
 ①医療費無償化(義務教育) ②農業・ものづくり体験による環境教育の促進 ③最先端の教材導入で、通学時(手荷物減少)の身体負担解消で健全を守る

森 真理子
 学校給食の無償化、子どもの医療費を入通院とも18歳まで拡大し完全無料化、0~2歳児の保育料無料化をめざします。

山田 学
 学力より自ら考え自ら学ぶ力を育てることが重要だと考えています。国や地域、伝統の大切さが理解できる教育、世の中の役に立つ人になるための教育を推進します。

平岡 毅
 子育ての原点は家庭です。笑顔あふれる家庭環境が子どもの心を大きく豊かに成長させることができます。家族相互の敬・愛・信の大切さを啓もうしていきたい。

有田 隆則
 時間外保育を充実したり、保育士を確保したりしながら、子育てをしながら働ける環境づくりに取り組む。給食費の無料化も目指す。


FM東広島(89.7MHz)

記者が市議選を分析
 4月19日(水)午後8時~
 4月20日(木)午後6時~(再)

開票速報番組
 4月23日(日)午後9時~

東広島デジタル YouTubeチャンネル
 4月20日(木)公開予定

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