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市と大学が一体となったまちづくり 最終回 進んでる!Town&Gown構想 さらに発展できる東広島 将来のために今から行動!

  • 2023/03/28

 東広島市と大学が協力して、持続可能なまちづくりを目指す「Town & Gown(タウン・アンド・ガウン)構想」が推進されている。どんな未来を目指しているのか。広島大学Town & Gown Officeの金子慎治室長と市経営戦略担当理事の栗栖真一さんに伺いました。
(聞き手 FM東広島パーソナリティー吉岡直子)

栗栖 真一 さん
東広島市経営戦略担当理事 栗栖 真一 さん
金子 慎治 さん
Town & GownOffice室長 広島大学理事・副学長 金子 慎治 さん

栗栖さん「市民の豊かな暮らしにつながる、まちづくりの『新しいエンジン』」
金子さん「夢のような話も真面目に議論 そこから新しいものが生まれる」

将来のための中長期的な取り組み

 ―どのような構想ですか。

 栗栖 市と大学が一体となって、環境にも人にもやさしい持続可能なまちづくりに取り組む構想です。現在、広島大学との連携が本格化しています。企業も参画する共同事業体「広島大学スマートシティ共創コンソーシアム」を設立し、「自家用車がなくても移動しやすいまちづくり」などの実現へ向け、知恵を絞っています。

 ―なぜこの構想を推進しているのでしょうか。

 金子 全国では少子高齢化や地域経済の縮小が大きな問題となっています。東広島市には大学や大きな企業がいくつかあり、今はその問題がそれほど深刻でないように見えますが、この先、何もしなくても発展していくというシナリオはなかなか描きにくい。将来に向けての中長期的な取り組みがこの構想。
 広島大学が東広島市に移転し、長い期間をかけて市は大きく変わりました。さらに同じぐらい先の将来を考えたときに、今、何をしなければいけないかということを皆で考え、行動することがこの構想の本質です。

 栗栖 市と大学、企業の人材が日常的に連携して、スケールの大きな構想を考えています。行政のこれまでのような取り組みだけでは、このような動きにはならなかったでしょう。
 東広島市に、世界から多様な人や企業が集まり、イノベーション(新しい価値を生み出す革新)が起こるようなまちになれば、さまざまな課題が解決するのではないかと考えています。そうすれば行政サービスの充実などにつながる。雇用も生まれ、所得が上がって豊かなまちになる。東広島はその潜在能力があると考えています。

3月4日にあった地域交流イベント
3月4日にあった地域交流イベント

今ないものが将来来るような仕掛けを

 ―まちが発展すると、どんなメリットがありますか。

 栗栖 これまで東広島になかったものも来るかもしれないと思っています。例えば、高度な医療施設や高級ホテル、遊園地など。「今ないから無理」ではなく、誘致するためにはどんな仕掛けをしたらいいのかとあがいてみることも必要だと考えています。

 金子 例えばディズニーランドの誘致。途方もない話ですが、真面目に企業の人と実は議論しています。こういう今までなかったような話を皆ですることから、何か新しいことが生まれてくる。そういう取り組みにしていきたいと思っています。

 ―そういう可能性のあるまちに住んでいるということだけでも、ワクワクします。

 栗栖 われわれも、これまでと違う動きが起きているな、と感じています。Town & Gown構想は、市民の豊かな暮らしにつながる『新しいエンジン』だということを知っていただきたい。地域交流イベントなどでしっかり伝えていきたいです。

 金子 世界中からさまざまな人が来て、 一緒に考えて出来上がった社会は、世界でも通用すると考えています。そういうことできる場所は、世界中でもそれほどたくさんない。東広島市はそういう限られた重要な役割を持つ地域。私たちはやりがいを感じて、取り組んでいます。市民の皆さんには、「こういうまちにしたい」「こんな地域の困りごとを解決してほしい」などという意見を私たちと共有していただきたいです。


Town & Gown Office(タウン・アンド・ガウンオフィス)

ロゴマーク
ロゴマーク

 市と大学をつなぐ組織。頭文字を取って「TGO(ティージーオー)」と呼ばれている。広島大学とのTGOは同大内の「ミライクリエ」にオフィスを構え、市・大学の職員、共創コンソーシアムの企業の社員が日常的に連携しながら構想を推進している。


二人を招いた特別番組をFM東広島(89.7MHz)で放送!

3月30日(木)午後4時時
再放送:4月3日(月)正午


もっと知りたい! Town & Gown構想のスゴイこと!

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