4/27

(SAT)

小林 リポーターが行く ここが私の『お気に入り』 「KUSHIAGE 味彩(くしあげ あじさい)」

  • 2024/04/05
KUSHIAGE 味彩

 東広島には、ぶらりと立ち寄れて、おいしい食事とお酒を提供している店がいっぱいあります。少人数でも気軽に立ち寄れる店を小林リポーターが食リポをしながら紹介していきます。気になっていたけど、なかなか足を踏み入れる勇気がなかったあなたの背中を押せたらうれしいです。

カウンターで串揚げに舌鼓を打つ

 天ぷらやおすしのように、食べるペースに合わせて1品ずつ提供してくれる食事は、ぜいたくで大人な気分になる。今日はコースで串揚げをいただける「KUSHIAGE 味彩」へ。私もいい大人として、カウンターで串揚げをたしなもう。

季節によって内容が変わる串揚げコース
季節によって内容が変わる串揚げコース

 飲み物は、揚げものと相性抜群のビールにした。お食事は、串揚げのコース(8本、10本、12本)と、おつまみのセット(2品、3品、4品)。串揚げとおつまみがセットになったお得なコースもあるが「10本と12本のコースには、ししゃもが入ってますよ」という鶴(つまり店主)の一声で、10本コースに決めた。ししゃもは北海道から直送されたもので、開店当初から変わらぬこだわりだ。「オスとメス、どちらにしますか?」…なんですって。肉厚で味の濃いオスか、しっかりたまごを蓄えたメスか、選べるのだ。味のオスか、たまごのメスか、オスかメスか…はっ、今日の私は大人だ。心を落ち着けてメスをお願いした。(ワクワクが止まらない)

KUSHIAGE 味彩

 6品から選べるおつまみセットは、手作り豆腐と日替わりの小鉢をチョイス。冷ややっこでいただく手作り豆腐はしっかり角が立ち、くちどけはなめらか。 日替わり小鉢のひじき煮とともにビールをちょびちょびしながら待っていると、1品目きすのしそ巻きが揚がった。爽やかなしそをまとったきすはふわふわ。衣のパン粉が細かいから、油を吸いすぎず揚げ物ながらしつこさがない。卓上には、三つに分かれたたれ皿に、レモン、ソース、そして塩。この塩も、店主がいろいろ試してたどりついたこだわりの酵素塩だ。まろやかで、素材の味を引き立ててくれる。ショウガのきいたしいたけの肉詰め、松笠切りされたやわらかいいか、こんにゃく、うずら、季節の品たけのこ、ポン酢でいただく餅のベーコン巻き、しゃきしゃきとほくほくを兼ね備えた絶妙食感のれんこん、豚ヒレ肉と続き、いよいよししゃもの出番。まずその大きさに驚く。そして頭からかぶりつくと、意外なほどジューシーだ。普段見かけるししゃもと比べてかなり大きいとはいえ、それでもこのサイズの魚でこんなに脂を感じるなんて。これが大人の串揚げか…!

北海道から直送のししゃも。意外なほどにジューシーな味わい
北海道から直送のししゃも。意外なほどにジューシーな味わい

 コースの内容や季節によって、定番の串でも少しずつ変化をつけているという店主の心も存分に堪能した。できるだけ地のものや生産者の顔が見える素材を使っていて、間もなく季節の品アスパラが始まるそうだ。串揚げで季節を感じるなんて、今日の私はやっぱり大人だ。

KUSHIAGE 味彩

Data
電話/082(423)0739
営業時間/
 ランチタイム     11:30~14:00(LO13:30)
 ディナータイム 水~金 17:30~22:00(LO21:00)
           土 17:30~21:30(LO20:30)
         日・祝 17:30~21:00(LO20:00)
定休日/月・火曜日
所在地/広島県東広島市西条岡町4ー14
決済/現金、QRコード決済(Paypayのみ)
駐車場/なし
ウェブサイト/なし

記者の画像

小林

「生きるために食べるのか、食べるために生きるのか」を追う食いしん坊

関連する人気記事

新着記事