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東広島市人事異動 次世代学園都市実現へ プロジェクトチーム発足

  • 2024/04/02
東広島市役所

働き方改革を推進 積極的に職員採用

 東広島市は4月1日付で人事異動を行った。市制施行50周年を契機に、2050年を見据えた、次世代学園都市構想の実現に着手するための体制整備と人員の配置を行った。(日川)

 市と大学で一体となってまちづくりを行うTown&Gown(タウン・アンド・ガウン)と新たな産業団地の推進を柱とする、次世代学園都市構想の実現に着手するため、プロジェクトチームを立ち上げた。

 2人の副市長をトップに据え、タウン・アンド・ガウン構想推進班、企業誘致・農業対策推進班、都市開発・インフラ整備推進班の3班で構成し、関係する部局間で情報の共有に力を入れながら、部局間連携で、企業誘致や都市開発整備などに取り組んでいく。これまでの産業用地整備プロジェクトチームは発展的に解消した。

 施策を推進していくため、企業誘致を統括する産業政策統括監(次長級)を設置。インフラ整備を推進するために、建設部長を中国地方整備局から派遣。農林水産業施策を推進する産業部長は県農林水産局から派遣する。
 一方、フレックスタイム制の導入などによる働き方改革を推進するため、積極的な職員採用を行い、正規職員を29人増員した。国や県など多様な主体との人材交流にも力を注ぎ、外部人材の登用も積極的に行った。

 異動者数は409人で、異動率は27・0%。女性の管理職登用率は25・4%で、前年度比で0・7%増となった。

 高垣広徳市長は「組織における最大の経営資源は人材。今後も職員が能力を発揮できる職場環境の構築に努めたい」としている。

東広島市異動内訳
東広島市役所ここが変わった!

昇任部局長の意気込み

危機管理担当理事 細谷 和志氏

危機管理担当理事 細谷 和志氏

 災害などの危機事案に対し迅速・的確に対処できるようさまざまな面での備えの充実。また、職員の危機管理意識の醸成・高揚を図り、自助・共助の支援・強化に取り組む。

こども未来部長 中村 保氏

こども未来部長 中村 保氏

 希望する誰もが安心して子育てできるよう、妊娠期から切れ目ない相談支援の充実。こども医療費の助成拡充など、子育て世帯の経済的負担軽減を図りつつ、子どもの健やかな成長のための環境づくりに取り組む。

下水道部長 檜山 忠弘氏

下水道部長 檜山 忠弘氏

 2023年7月に策定した東広島市下水道未普及解消整備計画に基づき、35年度末までの整備概成を目指し、汚水管渠(かんきょ)整備を推進。近年の豪雨に対応するため、市街地の内水浸水対策の整備に取り組む。

この他異動部局長の意気込みと課長級以上の人事異動はこちらから

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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