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データで見るインターネット ユーザー、世界人口の66%

  • 2024/05/22

世界のインターネットユーザー数

 2024年1月現在、世界中には53.5億人のインターネットユーザーが存在し、これは世界人口の66.2%を占めます。また、そのうち50.4億人がSNSユーザーでした。近年、SNS上のフェイクニュースによる世論操作が問題となっています。

世界のインターネットユーザー数

(2024年1月現在、statistica調べ)
https://www.statista.com/statistics/617136/digital-population-worldwide/



インターネット広告はテレビ広告の1.7倍の規模に拡大

 2022年の広告費7兆1021億円のうち、インターネット広告は前年比114.4%の3兆912億円でした。一方、テレビ広告は前年比98.0%の1兆8019億円でした。今や、インターネット広告はテレビ広告の1.7倍の規模にまで拡大しています。

広告費全体に占めるインターネット広告費の比率

(電通「2022年 日本の広告費」より引用)
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2023/0224-010586.html



世界のWeb閲覧数ランキング

 Google.comは世界で最も人気のあるウェブサイトとして平均月間訪問数が1750億回に達しました。続くYouTubeは、同期間中に1130億回以上の訪問数を記録しています。

広告費全体に占めるインターネット広告費の比率

(期間:2023年9月から11月、statistica調べ)
https://www.statista.com/statistics/1201880/most-visited-websites-worldwide/



サイバー犯罪相談の受理状況(広島県)

 広島県における2023年のサイバー犯罪相談件数は、5,666件でした。2019年の4,433件から5年間で27.8%増となっています。

サイバー犯罪相談の受理状況(広島県)

(広島県警資料より引用)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police8/cyber-kensu.html



インターネットバンキングに係る不正送金事犯におけるフィッシングの実態

 2023年におけるインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数は5,578件、被害総額は約87億3,130万円であり、いずれも過去最多となりました。

インターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数及び被害額の推移

(警察庁資料より引用)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R5/R05_cyber_jousei.pdf



国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)

 2022年の日本国内の消費者向け電子商取引の市場規模は、22.7兆円(前年比9.91%増)と拡大しています。また、商取引全体に占める消費者向け電子商取引の比率は、9.13%(前年比0.35ポイント増)と増加傾向ながら、リアル店舗での販売が90.8%を占め、依然として高い比率を保っています。

国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)

(経済産業省「電子商取引に関する市場調査」結果より引用)
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002.html



市民の「現在(いま)」を写し出す

セールスシード株式会社 代表取締役 菅生一郎

セールスシード株式会社 代表取締役 菅生一郎

広島県生まれ。1994年、上智大学経済学部経営学科卒業。外資系企業のマーケティング職を経て、2004年、家業である山陽一酒造株式会社の代表取締役に就任。2013年、神戸大学専門職大学院MBA修了。2016年にセールスシード株式会社を設立。2024年より神戸・甲陽デザイン&テクノロジー専門学校 ホワイトハッカー専攻 講師。応用情報処理技術者、CompTIA +/Network+、ITコーディネータ保有。

検索用語 = 生活者の意識の写像

 スマートフォンやパソコンで普段から利用している検索機能。「ググる」という言葉も存在するが、この機能について深掘りしてみよう。検索機能を提供しているGoogleの持ち株会社であるアルファベット社は、時価総額ランキングで世界第5位(2024年5月2日時点)とされる大企業だ。しかし、実際にGoogleに料金を支払っている消費者は少ない。では、なぜ世界第5位の企業価値を認められているのだろうか?

 彼らの主な収益源はキーワード広告であり、これは広告収入全体の57%を占めている(2024年第1四半期決算より、YouTube広告等を除く)。テレビや新聞などの多様な広告媒体が存在する中で、企業がなぜGoogleに広告費を支払うのかというと、消費者が日常的に「検索する」という行動が大きく関係している。

 例えば、「東広島市 マッサージ」というキーワードを検索する消費者がいた場合、何気ないその行動の背後には「マッサージを受けたい」という消費者のニーズが隠されている。そして、その検索結果ページに広告を掲載することで、非常に高い広告効果を得ることができるため、世界中の企業がGoogleのキーワード広告を利用している。これがGoogleが世界有数の大企業に成長した理由である。

 話を変えて、東広島市民が毎日閲覧している「東広島デジタル」の裏側では、どのようなキーワードからアクセスがあったかが記録されている。これらのデータは、東広島市民の日常生活や関心事を反映している。本記事では、「東広島デジタル」の直近1カ月間の閲覧データを基に、東広島市の現在(いま)を切り取ってみた。

東広島デジタルを閲覧した回数の集計結果

 表は、2024年4月1日~30日までで、Googleでの検索キーワードを入力し、東広島デジタルを閲覧した回数の集計結果である。媒体名を除くと、店名が、2位 bar niji、3位 麺屋 颯爽、4位 喫茶ハクワ、5位 つけ麺 らーめん 油そば 八本松製麺所、7位 ~安芸乃國~ 風流庵と五つもランクインした。

 2位に入った、bar nijiを取り上げると、東広島市高屋町杵原にオープンしたばかりのカフェバーであり、シックな外観からはどんな業態か分からない店舗である。こうした店舗は、道路からみても何の店か気になるものであり、つい検索したくなってしまう。そうした「知らなかったことを知りたい」という衝動がネット検索を支えている。また、3位 麺屋 颯爽、4位 喫茶ハクワも新規オープンの店舗であり、どんな店か知りたかったと思われる。

 一方、5位 つけ麺 らーめん 油そば 八本松製麺所、7位 ~安芸乃國~ 風流庵は新規オープンではないが、FM東広島や東広島デジタルで取り上げた記事が再び検索されている。TVなどのメディアやSNS投稿で取り上げられると、やはり気になって検索するため、検索数は大きく跳ねる。

 また、8位 東広島 ラーメン、9位 東広島 お好み焼きという「地名+一般名詞」での検索は「どこかお好み焼き食べに行かない?」からの検索と思われる。

 こうして検索回数ランキングのトップ10を読み解いたが、昨年5月8日のコロナ5類移行を経て、落ち着いて外食できる初めてのゴールデンウイークを迎えるにあたり、「久しぶりにみんなで外食しようか」という東広島市民の会話を思い浮かべることができるのである。

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