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【東広島の特色ある学校教育】一校一和文化学習に込められた思い

  • 2023/02/28

東広島市立幼稚園・小学校・中学校の全てで、和文化学習が行われていることをご存じでしょうか。実は10年以上も続く「一校一和文化学習」。なぜ和文化なのか、どのようなことを学んでいるのかをまとめました。

監修 東広島市教育委員会

目次

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一校一和文化学習とは

東広島市には、長い歴史のなかで引き継がれてきた文化や伝統が各地にあります。

例えば1月には市内各地で「とんど」が行われますが、やぐらの形や飾りつけ、行事の作法は地域ごとに異なります。

こうした地域に根付く伝統や日本の文化を教材として学ぶのが「一校一和文化学習」です。

東広島市ではこの一校一和文化学習を「教育の柱」のひとつとしています。

その目的は、大きく3つ。

①他人を思いやる心や、礼儀、集中力を養うこと
②自国の文化を大切にすることで、他国の文化を尊重する心を育てること
③日本の文化、東広島市の文化・地域を知り、誇りを持って語ることができる子どもの育成

子どもたちが大人になったとき、きっと今よりさらに国際化が進んだグローバル社会で活躍できるようにという願いも込められています。

こんなことを学んでいます

一校一和文化学習でなにをするか、それは学校ごとに異なります。

・酒造りをはじめとした地場産業を模した表現活動

西条中学校の「組曲『西條』」のワンシーン。体育祭や酒まつりなどで発表している
西条中学校の「組曲『西條』」のワンシーン。体育祭や酒まつりなどで発表しています

・茶道、和歌、俳句など日本の伝統文化をテーマにした学習

・和太鼓、歌、踊りなどの芸能を取り入れた創作表現活動

・昔遊びやとんど、もちつきなど、食文化や生活文化を取り入れた学習

・伝統文化や異文化を取り入れて、新たな地域文化を創り出すことをテーマにした学習

高屋東小学校の総合表現「絆」のワンシーン。地域に受け継がれる歌舞伎を取り入れている
高屋東小学校の総合表現「絆」のワンシーン。地域に受け継がれる歌舞伎を取り入れています
河内小学校の「河内子ども神楽」
河内小学校の「河内子ども神楽」

各学校で、その地域の特色を生かした活動に取り組んでいます。

和文化学習をいちはやく取り入れていた東広島市

平成18年に教育基本法が改正されて、教育目標に「伝統文化の尊重」「国や郷土を愛する心」が明記されました。

東広島市はそれ以前から和文化学習を行っていましたが、さらに深い活動にするために「一校一和文化学習」を大々的にスタート。

平成20年10月から全市立幼稚園・小学校・中学校で行われることとなったのでした。

平成30年度には、「一校一和文化学習」の10周年を記念して、生涯学習フェスティバルで「和文化まつり」も開催され、各校による発表や講演会が行われました。

【和文化まつりの写真】

過去には、和文化教育学会などが主催する「和文化教育全国大会」が東広島市で2回も行われていて、全国に東広島市の「一校一和文化学習」を知ってもらう機会となりました。

他人を思いやれる東広島っ子になってほしい

東広島市では、市内の子どもたち全員ができるように取り組む「東広島スタンダード」があります。

これは、「あいさつ」「へんじ」「ことばづかい」「はきものをそろえる」という当たり前のことが当たり前にできることを目指すものです。

東広島スタンダードのポスター

そのねらいは、自分を省みて相手を思いやる心を育てること。

調和や思いやりを育む和文化教育にも通じるところがあります。

一校一和文化学習や東広島スタンダードをはじめ、工夫がこらされた様々な教育活動によって、子どもたちが「東広島市で学んでよかった」と思ってくれたらうれしいですね。

【問い合わせ】

東広島市教育委員会 学校教育部指導課

電話:082-420-0976

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