
東広島市は8月7日、同市消防局管内の熱中症による救急搬送者数が2025年5~7月の3カ月間で157人となったと発表。過去最多。昨年は105人で1.5倍となった。

また、この期間の重症傷病者数も過去最多で9人。昨年は1年間で2人だったことから「今年の猛暑は災害級。命を守る対策を」を呼び掛けている。
過去最多の搬送人数 高齢者が半数以上
搬送された157人を年代別で見ると、65歳以上の高齢者が全体の64%を占め、18〜64歳が30%、17歳以下が6%と続く。

発生場所は住居が最も多く、71人(45%)が自宅。この内、61人が高齢者だった。次いで道路や公衆施設の屋内などが多かった。
同市消防局は「高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいため特に注意が必要」と注意喚起している。
今すぐにできる熱中症対策
・部屋の温度に注意し、エアコンや扇風機を上手に使う。
・のどが渇いていなくてもこまめに水分補給。
・熱中症警戒アラート発表時は外出をできるだけ控え、暑さを避ける。
・屋外で作業する際は、暑さ指数(WBGT)を確認し、作業時間短縮や涼しい時間帯での作業を行う。
・涼しい服装、帽子や日傘で暑さを避ける。
プレスネット編集部











