広島国際大学で義肢装具学を専攻する2年生6人が昨年、病院や福祉施設などにある車椅子を整備する団体「ROW(Repair Of Wheelchair)」を設立し、東広島市内を中心に活動している。
同大で福祉を学ぶ学生たちが、自分たちにできることはないかと東広島市内の各施設を調査したところ、車椅子を整備する人員や時間がないなどの課題を抱えている施設が多くある実態を把握し、同団体の設立に至った。
昨年12月22日には、メンバー6人が東広島市西条町御薗宇の宗近病院を訪れ、自走式車椅子1台とリクライニング式車椅子2台の整備を行った。
ROW代表の内田智子さんは「ROWの活動をより多くの人に知ってもらい、活動場所を広げていきたい」と話していた。
(小松)