東広島警察署は2月15日、還付金詐欺を未然に防いだとして八本松郵便局（三上稔局長）と職員の殿畠恵美子さん（50）に感謝状を贈った。
若林栄児署長（左）から感謝状を受け取る殿畠さん
同署によると、1月27日午後1時ごろ、近くに住む70代の女性が、窓口で勤務していた殿畠さんに、「介護保険料の還付金がある。ATMで指定の携帯番号に電話をかけたがつながらない」と声を掛けた。殿畠さんが詳しく話を聞くと女性は「市役所から委託された人から電話があった」「還付金の手続きは昨年末までだが、特別に今日まで手続きができる」 などと話した。不審に思った殿畠さんが三上局長（57）に相談。三上局長が通報した。その後、女性の携帯電話に指定の携帯番号から電話があったが、殿畠さんが女性に筆談で指示を与えるなどして撃退したという。
この日同署を訪れた殿畠さんと三上局長は、若林栄児署長から感謝状を受け取った。殿畠さんは「被害がなくて本当に良かった。お客さんが郵便局を信じて相談してくださった結果。今後も、何でも気軽に相談できる郵便局でありたい」と話していた。
