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山本和也さん / ブーランジュリ シェ ジョルジュ【FM東広島『喫茶897』第14回】

  • 2024/02/12

FM東広島・毎週火曜日午後6時台に放送している『DOGENSURU NIGHT』内のコーナー『喫茶897』では、東広島の企業・団体の方にお越しいただき、色々なお話を伺っています。

 第14回のお客様は、『Boulangerie Chez GEORGES(ブーランジュリシェジョルジュ)』の山本和也(やまもと かずや)さん。お店の名前の由来や専門学校時代に書いた人生の目標のお話など素敵なお話伺いました。

 

※インタビュー内容は、FM東広島YouTubeチャンネルで音声として聞くことが出来ます。

 

 

 

地元育ちのジョルジュ(ジョージ)のパン屋さん

―ブーランジュリ シェ ジョルジュ とはどういったものが売られているお店なんでしょうか。

 フランスのパンやお菓子を売ってる店です。場所は、住所は西条東北町になるんですけども、サタケ本社ビルの前を通り過ぎて線路の高架を越えてすぐの交差点にあります。

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―パン以外の取り扱いもあるんですね。

 パン単体ではなく、やはり食卓に上がるものを色々と紹介出来たらなと。パンと一緒にお客様に寄り添って食卓を豊かにしたいというのがウチのモットーですので、チーズだったり、梶谷農園という三原の有名な農園の野菜だ足り、コンフィチュール、ジャムですね、オリーブオイル、塩なんかも販売したりしています。

 

―ブーランジュリ シェ ジョルジュとは何語でどういう意味でしょうか。

 フランス語で、まず、『ブーランジェリ』は『パン屋』という意味です。次に、『シェ』というのは、『〇〇の店』で、『ジョルジュ』は、人名の『ジョージ』のフランス語読みを『ジョルジュ』といいます。

 

―ジョージという人名のフランス語読みという事なんですが、山本さんの下の名前はカズヤですよね。どなたの名前なんでしょうか。

 ジョージというのは僕のあだ名でして、演歌歌手の山本譲二さんからつけられたものですね。僕の名字が山本なので。中学校1年生の時に、ジョージと呼ばれ始めまして今に至るまで呼ばれています。

 思い入れの強い呼び名でもうジョージで慣れちゃってるんですよね。最近は『ジョルジュ』と呼ばれることも多いですけど、昔からの友達はジョージと呼びますね。

 

―今、クリスマスシーズンですが、この時期のオススメはありますか。

 クリスマスの時期にしか焼かないパンがあったりするんですけど……最近ではもうおなじみになったかと思うんですけどシュトーレンとかですね。その他だと、ベラベッカっていうまだちょっとマイナーな感じではあるんですけど、フランスのアルザス地方のパンというか発酵菓子であったり、あとはクグロフ、これもアルザス地方のものなんですけど、焼いていますんでそちらがおすすめですね。

 

地元で店を開くことを夢見ていたジョルジュのパン屋さん

―山本さんがパン屋になりたいと考えたのは、いつ頃だったんでしょうか。

 パン屋になろうと思ったのは高3の春ですね。私は生まれも育ちも西条寺家で、高校は賀茂高で。野球をしていまして、部活帰りに友達とパン屋に寄ったりしていたんですが、パン屋になったら毎日パンが食べられるみたいな冗談で言ってた時に、初めて夢を持ったというか、『あ、パン屋っていいな』と、どうやったらなれるのかなと初めてその時思ったんです。

 そこから調べて、当時は大阪と東京にしか専門学校がなかったこともあって、大阪の専門学校に行きました。

 

―この東広島でパン屋をやることになったきっかけや理由などはあるんでしょうか。

 専門学校に行った後は、1度広島で就職しまして、次に神戸に、そして、大阪に行ってと関西に長くいました。

 ただ、専門学校の入試じゃないですが作文の課題があったんですよね。その時に、地元でパン屋を開く夢というのをつらつらと書いて、受かったんですけど、その時からやはり最終的には西条でお店をやりたいと思っていました。

 それで、最終的に独立前に、大阪で3年ほどやったお店が今の店のベースにはなっているんですけど、そのお店のパンがすごく美味しくて、これを地元の人に食べてもらいたいなということで今の形の店になっています。 

 

地元の人達に愛されるジョルジュのパン屋さん

―山本さんの趣味や好きなものは何かありますか。

 子どもが二人いまして、男の子ふたりなんですけど長男がソフトボールをやっているんですが、そのソフトボールの練習に私も行って体を動かすということが、趣味というかリフレッシュですね。

 

―このお仕事に携わって印象に残っていることや何か嬉しかった思い出はありますか。

 やはりお客さんに『美味しい』『美味しかった』と言われることが嬉しい事ではあるんですけど、この間イベントをやった時に、言われたんです。

 『西条でお店をやってくれてありがとうございます』と。

 それは本当に嬉しかったですね。

 

—山本さんの夢とお客さんの感謝が繫がった瞬間ですね。

 本当にパン屋冥利に尽きるなと思いました。

 

―これからの目標やビジョンは何かありますでしょうか。

 家のローンがありまして(笑い)

 75歳までパンを焼き続けなきゃいけないんですけど、あと30年、健康で頑張って美味しいパンを焼けたらなという思いはありますね。

 

―山本さんがブーランジュリシェジョルジュを一言で表すならなんでしょうか。

 しいて言うならば『僕』ですかね。

 

―それでは、最後にメッセージをお願いします。

 東広島はパン屋さんがすごく多いんですけど、ジョルジュに来てくださるお客さん、いつもありがとうございます。

 また来られてない、行ったことないよという方は、ちょっと駐車場がわかりにくいといつも言われるんですが、お店の裏にありますので、看板を見ていただいて、ぜひ一度来ていただければなと。お待ちしております。

 

 

やさしい笑顔が印象的なジョルジュこと、山本さん。『店では結構笑顔じゃなかったりするんですが……』と照れ笑い。それだけ真剣にパンと向かい合っているのだと思います。そして、何より東広島生まれ東広島育ちで東広島でパン屋を開くのが夢という東広島愛に溢れているのがFM東広島パーソナリティとしては嬉しい限りですし、『ここでお店を開いてくれてありがとう』という話にはジーンと来ました。是非みなさんもジョルジュのパン屋さん行ってみてはいかがでしょうか。 

 

店舗情報

ブーランジュリ シェ ジョルジュ

住所:〒739-0048 広島県東広島市西条東北町2-14-101

事業:パン製造・販売

公式Instagram:https://www.instagram.com/boulangerie_chez_georges/

 

記者の画像

森 新太郎

FM東広島パーソナリティ。広島大学教育学部卒。劇団を主宰し、演出や脚本も務める。

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