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農家協力、田植えに汗 近大附属広島中東広島校

  • 2020/12/24

苗を植える生徒たち

 

 近畿大学附属広島中東広島校の1年生139人は5月19日、東広島市高屋町杵原の福島玉三さん(78)宅の田んぼで田植えを行った。中学1年生は総合学習で、種もみまきから田植え、除草、稲刈り、脱穀、収穫米の試食、しめ縄作りと、地域の農家の協力で1年を通じて稲作実習に取り組んでいる。今年で18年目。
 農協の職員から田植え作業の説明を受け、生徒たちは恐る恐る田んぼに足を入れ作業開始。田植え綱を目印に沿って慎重に苗を植えながら、笑顔がこぼれていた。生徒全員で約150㎡に苗を植えた。
 廣瀬瑠耀愛君(12)は「最初はぐちょぐちょして倒れそうになったが、慣れると立てるようになった。貴重な体験になった」と笑顔。4年前から田んぼを提供している福島さんは「初めて田植えをする子もよくいる。この経験が生きてほしい」と話していた。1年生主任の八幡昌幸教諭(48)は「お米の大切さを学ぶとともに、農業の課題や流通の仕組み、経済なども含めて学んでほしい」と力を込めた。
(石田)

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