
「2025日本国際博覧会フォーラムスピーチフェスティバル」に出場した2人とITC-Jひがし広島クラブの関係者は10月2日、高垣広徳市長を表敬訪問し、発表した内容などを報告した。

スピーチフェスティバルはITC-Jが主催し、9月14日に大阪・関西万博会場(大阪府大阪市此花区夢洲)で開いた。「いのち輝く未来」をテーマに3府県から小・中・高校生6人と会員1人計7人の代表者が参加。広島県からは、市立寺西小6年の山路航太(やまじ・こうた)さんと、近畿大学附属広島中学校東広島校3年で生徒会長の横川美羽(よこがわ・みう)さんの2人が出場した。
山路さんは「いのち輝く未来社会」と題し、感謝の気持ちを持ち伝え合う大切さを訴えた。横川さんは「命と命が支え合う社会へ」と題して、人とのつながりや相手へ寄り添い支え合う力が必要だと強調した。いずれも原稿を見ずに5分間、表情豊かに思いを語った、という。

高垣市長は「市が目指すウェルビーイング(幸福感)に通じる内容。人生を真剣に考えている姿勢が伝わった」と称賛し、「社会をリードする人に育ってほしい」と期待を寄せた。山路さんは「拍手をもらえてうれしかった。努力が報われた」と笑顔。横川さんは「まとめるのは難しかったが、練習の成果を発揮できた」と振り返った。
ITC-Jは1938年、世界中の相互理解を促進することを目的に、コミュニケーション技術と指導力の向上を目指してサンフランシスコで創設。日本には1949年に導入され、全国に55クラブがあり会員数は約630人(2025年7月1日現在)。全国でスピーチコンテストを開催している。(山北)
プレスネット編集部











