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【東広島】地域おこし協力隊員に2人が新たに着任 豊栄町に片岡さん、安芸津町に黒木さん

  • 2025/07/09
辞令書を手にする(左から)片岡さん、黒木さん、中村部長(撮影・𦚰)
辞令書を手にする(左から)片岡さん、黒木さん、中村部長(撮影・𦚰)

 東広島市は7月1日、地域おこし協力隊員2人の辞令交付式を行った。協力隊員は、豊栄町に着任した片岡愛奈美さんと安芸津町に着任した黒木れなさん。地域振興部の中村満彦部長からそれぞれ辞令書を受け取った。

 片岡さんは横浜市から移住し、前職はシステムエンジニア。以前から地域おこし協力隊に興味があり、東広島市内で活動している知人から勧められた。子どもの頃から農業をしながらのびのび暮らすことを思い描いていた片岡さんは「豊栄町で農業従事と地域特産品を使ったカフェのオープンを目指したい」と笑顔。農業は未経験だが「地域や農業の魅力を発信したい。これから地元の皆さんとの交流も楽しみにしたい」と話していた。
 黒木さんは広島市内から移住し、前職はフリーライター。安芸津町に移住した友人から、人も環境もステキな場所と聞き、興味を持った。実際に町を訪れた黒木さんは「空き家を活用し、古本屋併設の台湾カフェオープンを実現したい」と思うようになった。自身が、本に救われたことで本好きになったという。台湾茶についても既に勉強を始めており、「地元の柑橘を使ったお茶も提供したい。地域内外から若者が住みたい、訪れたいと思うような町になるよう、貢献したい」と夢は広がる。

 地域おこし協力隊は、都市部から過疎地に居住地を移して地域の活性化に取り組む総務省の制度。任期は最長で3年間。市は2016年度から導入した。この制度は任期後も地域への定着を後押しし、片岡さんと黒木さんを含む隊員経験者23人のうち15人が市内に定住、地域との関わりを続けている。(𦚰)

プレスネット編集部

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