東広島市河内町、市立河内小の4年生14人が1月22日、同町の小田地区多目的集会施設で、みそ造りに挑戦した。総合的な学習の時間の一環で、河内町の地元女性でつくる「チーム豆っこ」が企画した。
2グループに分かれた児童たちは、小田地区の女性などでつくる「小田ビーンズ」のメンバーと、広島県立総合技術研究所食品工業技術センターの主任研究員の指導の下、作業を開始。使用したのは児童たちが無農薬有機肥料で育てた思い入れのある大豆。子どもたちは米こうじと塩、煮た大豆を混ぜる作業の後、機械でミンチ状になった大豆を丸め、みそ玉を作った。空気を抜くために、たるにみそ玉を投げ入れる作業では、生き生きと腕を振り下ろしていた。
たるに仕込んだみそは計44㌔で、うま味が出るように秋頃まで保管し熟成させる。作業後は、同食品工業技術センターの主任研究員が、みその原料や特徴などを分かりやすく児童に説明した。
真谷蓮君と坂井友柚さんは「みその作り方にびっくり!」と驚き、山田光眞君は「みその完成品が楽しみ」と目を輝かせていた。「チーム豆っこ」の永岡佳子さんは「食への興味や、安心安全の意識を伝えられたのではないか」と話していた。仕込んだみそは、11月に河内地域センターで行われる文化展で販売する。
(石田)
自分たちで育てた大豆でみそ造り【河内小】
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