
東広島熟年大学は、高齢者の生涯学習の場として、生きがいや社会参加への意識の向上を目的に、1980年に「東広島市老人大学」として8講座、102人の受講生でスタート。現在、受講生は約600人(60歳以上で市内在住)で、22の講座を開講。在学中のボランティア活動や施設訪問などの経験は、地域で活躍する人材育成につながっている。40年継続して、高齢者の社会参加の促進や学習意欲の向上、地域活動者の育成に取り組んできたことが評価された。
「東広島熟年大学は、福祉教育と生涯教育を一緒に学ぶことができる。主催が社会福祉協議会なので全国的に珍しい」と高橋会長。山内学長は「先輩方が40年間、積み上げてきた成果が認められ、感謝の気持ちでいっぱい。高齢者の生きがいなどが強く求められる時代がくるので、モデルを示すことができるように頑張っていきたい」と力を込めた。
(石田)