園児に絵本を読み聞かせる朝川さん(左端)(撮影・林)
東広島市立御薗宇幼稚園(兼島久美園長)に9月24日、子どもたちのための図書室「ニコニコ絵本の森」が開設された。
オープニングセレモニーでは、絵本作家の朝川照雄さんが「おとぞうさん」という絵本を66人の園児に、3回に分けて読み聞かせた。子どもたちは朝川さんの「ぱお~ん」という音で、お父さんがゾウに変身する話に興味深そうな眼差しで聞き入っていた。
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子どもたちの描いた絵も展示される図書室
図書室には約1000冊の絵本を置き、園児たちが簡単に自由に本を借りることができる仕組みと工夫を考えている。本は、専用カバンに入れ自宅に持ち帰ることができる。
兼島園長は「図書室は、市保育課や教育委員会、学校司書の協力のもと、保護者と幼稚園で作った。子どもたちに本を大事に読ませ、豊かな心を育み、スムーズに小学校生活に入るための接続機能の意味も込めた」と話していた。図書室には子どもたちの描いた絵などが展示され、月1回の季節展示を開くことも企画している。
(林)