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東広島市 災害情報をスマホで受け付け 専用アプリで画像送信

  • 2022/06/17

 東広島市は、6月から市民通報システム「のんレポ」を使った防災対策に乗り出した。のんレポは、市民がスマートフォン(スマホ)を活用して市に通報できるシステム。出水期を迎え、市民から届く災害情報を、素早く防災対策に生かしていく。

 これまで、市民からの災害情報は、市職員との電話でのやり取りに限られていた。電話がつながりにくかったり、話が伝わりにくかったり、といったことから、災害場所の特定や災害状況の把握に時間を要していた。

 のんレポは、2020年に導入。「My City Report」という専用アプリをダウンロードして登録し利用できる。これまでは、道路や公園の損傷、ごみの不法投棄などの投稿を受け付けていたが、近年、豪雨災害が相次いでいることから、新たに災害情報の投稿を受け付けることにした。

 災害情報は、土砂崩れや内水氾濫など、身近な災害の危険度を、画像を添付して投稿できる。市危機管理課によると、位置情報も正確に分かるため、どんな対応や指示が必要かを判断しやすくなる、という。職員が情報を共有できるメリットもある。

 市危機管理課では「スマホを活用することで災害の情報収集能力を強化したい」としている。

(日川)

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