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(FRI)

とある政治家の本音

  • 2021/09/20

今回の総裁選挙でも感じることですが、政治家にとって、政策能力や政治力は勿論大事ですが、「健康」は最も重要な要件となります。また、それにもまして「運・分」が大きく影響してきます。

自民党総裁選が917日に告示されました。河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4氏が立候補されました。29日に投・開票され、新しい自民党総裁が決まります。自民党総裁はそのまま総理大臣に就任するわけで、自民党だけではなく、国民にとって大きな影響のある選挙となります。自民党広島県連会長である岸田文雄氏が総裁選挙で勝利すると、広島県としては、宮澤喜一氏以来、28年ぶりの総理大臣の誕生となります。広島県民の期待は大きく、岸田氏にはぜひとも総裁選に勝利していただきたいと念願しております。

政治家にとって、政策能力や政治力以外に「運・不運」や「時の勢い」が大きく影響します。河野太郎氏の父・河野洋平氏は自民津総裁になりながらも、総理大臣にはなれませんでした。また、祖父の河野一郎氏は、副総理などを歴任した自民党の有力な政治家でしたが、総裁・総理にはなっていません。また、河野太郎氏の母型の祖父は東洋紡績の伊藤恭一会長です。華麗なる一族の河野太郎氏は、一族の悲願である総理大臣の座を、果たして射止めることができるのでしょうか。

「運・不運」と言えば、安倍総理の病気辞任により、総理大臣となった菅義偉氏は、今回の総裁選挙に勝利することを目指しましたが、新型コロナ「デルタ株」の急激な感染拡大によって、国民の信頼を失い、退陣を余儀なくされました。2週間程度ワクチン接種が早く進み、感染者数が減少しておれば、総裁選に立候補し、勝利したかもしれません。「運・不運」は紙一重であり、歴史の持つ厳しさかもしれません。

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