
2階部分の床を落とすことで、開放的になった店内(写真=うえのゆり)
東広島市高屋町出身の建築家鍵山昌信さん(ア・ティエス環境+建築設計事務所)が設計デザインした豊栄町清武の「豊栄くらす」がこのほど、「第5回再築大賞」で特別賞に輝いた。再築大賞は、再利用できる資材を活用し、身体・環境に配慮した長期耐用住宅のアイデアや技術を幅広く伝えることを目的に、住まい教育推進協会(東京都)が毎年実施している。
「豊栄くらす」は、サタケを中心に地元企業や近隣の大学などが一丸となって取り組む、地域再生プロジェクト「豊栄プロジェクト」の拠点施設として、2017年5月にグランドオープン。豊栄産の野菜や果物が味わえるレストラン、産直販売やイベントなどを行うスペース、自転車レンタルなどもあり、町内外から多くの人が訪れにぎわっている。
鍵山さんは構想から約2年をかけて、築80年の古民家をリノベーション。2階部分の床を落とし建物の重量を減らす構造改善法や構造を補強する筋交い、耐火性・吸音性を高める木毛セメント板を用いるなど、利用者が安心して集える場に作り上げた。
(茨木)