東広島商工会議所青年部は西条幼稚園、認定こども園サムエル西条こどもの園、桜が丘保養園の3施設に大絵馬を寄付 。1月13日、子どもたちやお年寄りが願い事を書いた大絵馬を回収し、御建神社(同市西条町西条)に奉納した。
同市西条町寺家の桜が丘保養園では、大高一子さん(107)、岩本カヲルさん(102)、手島久枝さん(100)が車いすに乗り宮迫真芳青年部会長や延末拓也同部地域振興委員長らが訪れると笑顔で迎え、願いを書いた大絵馬を渡した。大絵馬は御建神社に奉納して、1月14日にお焚(た)き上げされた。
同園では毎年、近くの神社に初詣に行くが今年は中止になり、職員が部屋の中に神社を作り、その周りに寄付された大絵馬やおみくじを置き、初詣のイベントをした。入居者は、新年を身近な場所で感じられ、大絵馬に願い事を書くことが出来て喜んでいたという。
同園で最高齢の大高さんは「元気で107歳が迎えられるようにと、大絵馬に書いてもらった。良い年になるといい」と話していた。
寄付した大絵馬(横1820㍉、縦1500㍉)は昨年の12月、同青年部の会員たちが伝統行事である元日の龍王山初登頂に向けて、今年の干支(えと)である丑(うし)にちなんで乳牛や赤べこを描き仕上げたもの。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止になり、大絵馬3枚を有効に活用してほしいと各施設に1枚ずつ寄付した。