研究会では基調講演や市内認定農業者の事例発表などがあり、農業の経営力アップについて勉強を積み重ねた。
京丸園(きょうまるえん)の鈴木厚志社長が、障害者雇用をきっかけとした農業活性化をテーマに講演。事例発表では、東広島ビジネスサポートセンターHi―Biz(ハイビズ)の西村大氏が市内認定農業者等によるHi―Bizの活用事例について発表した。この後、地域部門と経営部門に分かれ、ディスカッションを行った。

新規経営部門のディスカッション
経営部門の新規園芸班では、農業を始めて主に5年前後の30~40代農業者が集まり、広島中央農協営農販売部営農支援センター、(一財)県森林整備・農業振興財団の担当者を交え、新規就農者確保・支援に対する議論を行った。

経営部門参加者の発表
ディスカッションに参加した、認定新規就農者の中迫健介さんは、東広島市園芸センターの研修を終え、Uターンした東広島市内で農業を開始。「農業に挑戦しようとする人もいるが、多くの人は途中でやめてしまう。若い新規就農者を増やすためには、行政による支援を充実させることも重要だ 」と意見を述べた。