東広島市国際化推進協議会と同市教育文化振興事業団は10月29日、国際交流イベントの「東広島で海外を知る」を同市市民文化センター(西条西本町)で開き、市民ら約50人が参加した。
イベントは2部構成。1部では、広島大学教育開発国際協力研究センターの堀田泰司教授が、国際交流の楽しさなどを講演し「言葉が通じなくても一緒に食事やスポーツ、買い物に行くなどして交流してほしい」と呼び掛けた。
2部では、東広島市内に在住するマダガスカル、ウクライナ、中国、ベトナム出身の外国人4人が、母国の紹介や文化などについて話した。4人は、日本に来て驚いたことについて、親切な人が多いことや、小皿に盛り付けた料理、家庭ゴミの分別、店での「いらっしゃいませ」というあいさつ表現などを挙げていた。
同市西条町の40代の女性は、「外国人の日常生活に興味があり参加した。困っている外国人がいたら、すぐに手助けをしたい」とにっこり。同事業団の武藤承子さんは、「外国人に親しみを持って交流する中で、お互いの違いを認め合うきっかけになれば」と話していた。
(山北)