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近畿大学付属中学校東広島校の生徒が昔ながらの田植えを体験

  • 2021/06/02

 東広島市高屋うめの辺の近畿大学附属中学校東広島校の1年生144人が、総合的な学習の一環で田植えを体験した。同校では、自然の大切さや農業の大変さを学び、食物や生産者への感謝と関心を育むため、体験学習を20年以上行っている。

 

 生徒たちは植え方の説明を受けた後、素足になって田んぼに入った。植える苗は、4月に自分たちで種もみをまいて育てたヒノヒカリ。生徒たちは、泥の感触や足元を泳ぐオタマジャクシに声を上げながら、地域の人やJA広島中央の職員らの指導を受け、等間隔に印をつけた田植え網に沿って丁寧に植え付けた。田んぼの一部を学校に貸している福島玉三さんは「真面目な生徒ばかり」と、感心していた。

 

近大附属中田植え01

田植え網に沿って丁寧に苗を植え付ける生徒(撮影・小林)

 生徒代表で福島さんにお礼を述べた平田萌葉さんは、「泥だらけになるかもしれないと覚悟はしていたが、転ばなくて良かった」と、ほっとした様子だった。

 

 今後、生徒たちは除草や稲刈りなどを体験しながら米を収穫する。わらを使ってしめ飾りを作るなど、日本の伝統文化も学んでいく。(小林)

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