出品された新酒の味や香りを審査する審査員たち
新酒の出来栄えを競う西条清酒品評会が3月15日、東広島市西条町御薗宇のグランラセーレ東広島で行われた。白牡丹酒造千寿庫の新酒が最優秀を受賞。千寿庫の渡辺良文さん(43)が最優秀の蔵の杜氏(とうじ)として表彰された。渡辺さんは12年ぶり2度目の受賞。
西条酒造協会に所属する6社12蔵から計23点の新酒が出品され、9人の審査員が香りや味の良さ、香りと味のバランスなどを審査した。
渡辺さんは、新酒の出来栄えについて「香りがあって、やわらかくまろやか」とほほ笑み、「酒にうま味が出るようにこうじ作りに力を入れた。一緒に酒造りをした全ての人に感謝の気持ちでいっぱい」と喜んでいた。
審査員長の広島国税局課税第二部鑑定官室の小山淳鑑定官室長は「どれも例年以上に質やレベルが高かった」と話していた。
(石田)