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志和で創設された神機隊 西蓮寺で歴史講演会

  • 2020/10/01

広島藩の神機隊について説明する作家の穂高健一さん

 

 東広島市志和町の西蓮寺で9月23日、歴史講演会が開かれた。主催は中国地方郵便局長協会で、東広島郷土史研究会などが後援した。講師には、東京都在住で作家の穂高健一さんを招いた。
 テーマは「志和の知られざる幕末 芸州広島藩の活躍」。幕末から明治維新の動乱期、戊辰戦争の早期終結を目的に結成された広島藩の神機隊。穂高さんは、神機隊が志和で創設されるまでの経緯や活躍などを話した。神機隊の軍医だった小川道甫のひ孫の小川栄さん(広島市)を交えた座談会も行われた。
 会場の西蓮寺は、神機隊の本拠地がおかれた寺。地域住民など約150人が参加し、会場は満席になった。ほとんどの住民にとって神機隊の話を聞くのは初めてだったという。東志和郵便局の堀光都子局長は、志和に神機隊の歴史があったことに驚き「志和の歴史を語り継いでいかないといけない。神機隊の歴史が町おこしにつながったら」と話していた。
(石田)

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