毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。
歯にまつわるいろんな情報をお届け。
今回は、往診歯科 おだ・山木戸隆子先生に「肺炎と口腔ケア」について話を聞きしました。
Q:肺炎のリスクを下げるのに口腔ケアは効果的?
A:日本における死因として、最新データでは肺炎は5位に位置しています。高齢者の肺炎球菌ワクチンが定期接種になったことを考えれば、今なお肺炎は予防すべき疾患だと言えるでしょう。
口腔ケアが肺炎予防につながるのはなぜかというと、口の中の菌を安全にコントロールできるのが口腔ケアだからです。ほとんど意識されていませんが、実は日常の食事でも、舌を動かしたり、だ液が分泌されるそしゃくをしたりという運動が、口の中の菌の定着、増殖を抑制しています。
Q:口腔ケアの習慣は必要?
A:歯みがきやうがいは、物理的に菌を除去する方法なので、当然するのとしないのとで大きな差が出ます。しかし、日常動作が困難になってしまう認知症などでも、無意識にやっていたことは抵抗なくできるケースがあるため、口腔ケアの習慣があることは、肺炎などの感染症対策に有効だと思われます。
🔊次回の放送は9月7日13時台。
にしはら歯科・西原泰先生に聞いていきます。
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