今回のテーマは「お歳暮」

進物の大進東広島店
倉田洋美副店長
お歳暮は、他家へ嫁いだ娘が正月の歳神様に供える祝い肴を実家へ贈ったという習わしが始まりです。これが転じて、現在は日ごろお世話になっているご両親やご親戚に贈るものとなりました。
贈る時期は11月中旬から年内、ピークは12月に入ってからです。関西よりも贈る時期が早い関東に影響され、お歳暮の時期は年々早まっています。
広島では年内いっぱいはお歳暮として贈ることができます。年内に贈れなかった場合、のしを「お年賀」にして贈ります。
ご質問でよくあるのは、お歳暮を贈る側、贈られる側が喪中の場合です。お歳暮に喪中は影響しませんが、四十九日の法要を待ってから行います。
お歳暮で人気があるのは産地直送品です。広島なら、広島カキやお好み焼き、広島菜の漬物などの名産品です。お好み焼きは、お子さんのいる家庭には作ることも楽しんでいただけるように材料キットを、年配の方には出来上がった冷凍のものにするなど、贈る相手の生活環境や年代に応じて選びます。予算は3000円、5000円が円が主流 です。
大進オリジナルのギフトセット「二段重」「三段重」が好評です。広島県と山口県の名産品20点の中から、好きなものを選んで詰め合わせることができるものです。メーカーを超えて、お好み焼き、ラーメン、スイーツなどさまざまな味を贈ることができます。近年、家族単位が少人数になっているので、1種類がたくさんあるよりも、少しずついろいろな種類を詰め合わせたものが人気です。
また、お歳暮はクリスマスや正月の時期と重なるため、こうしたイベントにも使えるハムやスイーツも人気です。大勢で楽しむ鍋セットも好評で、年々メニューを充実させています。
今年はコロナ禍で帰省を控え、自宅で過ごすケースが多くなると思われます。そこでご提案するのがおせちです。大進のおせちは自宅にお届けするので、おせちを店に取りに行く外出は不要です。感染症拡大防止にも役立ちます。
会いたい人に会うことが難しい今だからこそ、とっておきの「お歳暮」で感謝の気持ちを届けませんか。
取材協力/進物の大進東広島店(東広島市西条町土与丸)
💻ホームページ https://www.daishin.gr.jp/store/higashihiro.html
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