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安井仁和さん / designer’s studio SumiCa 【FM東広島『喫茶897』第16回】

  • 2024/02/12

 FM東広島・毎週火曜日午後6時台に放送している『DOGENSURU NIGHT』内のコーナー『喫茶897』では、東広島の企業・団体の方にお越しいただき、色々なお話を伺っています。

 第16回のお客様は、designer’s studio SumiCa代表、安井仁和(やすい よしかず)さん。西条御薗宇に移転し『第二章』をスタートさせたSumiCaのこれからも目標や変わらない東広島への思いなど色々なお話を伺いました。

 

※インタビュー内容は、FM東広島YouTubeチャンネルで音声として聞くことが出来ます。

 

 

 

KではなくC。その違いに込められたSumiCaという場所

—designer’s studio SumiCaはどういった事業を行っているんでしょうか。

 デザイナーズスタジオとつくのでデザイン系の事務所なのと言われることもあるんですが、写真を撮らせて頂く写真館です。ご自宅に訪問したり色々なところに出張撮影に行ったりもしていますが、日々の暮らしに写真で彩りをという意味では日々をデザインするお仕事とは言えますね。

 

—安井さんご自身で写真を撮られるんですね。

 そうですね。写真は大好きです(笑い)20年以上色々な撮影を重ねてきました。

 

 

—SumiCaという名前には何か込められた思いがあるんでしょうか。

 自分がお店を出すと想像した時に、やはりお客様が過ごしやすい空間がいい、そこで僕も一緒にワチャワチャしたいなと。それで、みんなの『住処』になるような場所にしたいと思ってスミカという名前を考えました。

 スミカをローマ字表記すると、普通は『SUMIKA』でKAなんですよね。だけど僕は、まるくあたたかい空間にしたいという思いで『SumiCa』とつけました。『皆さんと私の住処なんですよ』というメッセージが込められています

 

—お店を始めようと思ったきっかけは何かあったのでしょうか。

 20年以上撮影のお仕事に携わらせていただいているんですが、自分自身の中でカメラ屋さんや写真館で『もうちょっとこうしたらいいんじゃないかな』という思いがあったんです。

 勿論素晴らしい企業やお店ばかりですが、それでもやはり自分の中で思う所があって、かゆいところに手が届く、そんなサービスを提供したいなと思い始めました。

 

 

他の場所ではなく東広島。この街に感じた魅力と可能性。

—安井さんのご出身はどちらなんでしょうか。

 生まれは安芸郡で、一度兵庫に。そして、また広島に。熊野に長い間いたので、西条にもよく行ってました。

 

—そんな安井さんが東広島でお店を始められたのは何か理由があるんでしょうか。

 色々な場所の候補があり、人口や競合のバランス等を比較しました。

 そして、東広島は2045年くらいまでお子さんの数が横ばいの予想ということもありまして、まず20年お店をしっかりやっていくと考えると、東広島なら基盤を作れるんじゃないかなと思いました。

 それに東広島は魅力がいっぱいです。昔からカラオケとか飲食店が熊野より多いなとか山を越えればちょっと魅力的な街があるという風に思ってはいました。

 ですが、一番感じたのは、街の人達がすごくあたたかい。人がいいんですね。これもどうこれもあれもと気にかけて下さる人が本当に多い地域だなと人のあたたかさを本当に感じています。

 

 

 それにお酒どころで、酒まつりがある。

 僕もちょっと参加させて頂いてるんですけど、色んな人が無償の努力でお祭りを作り上げていらっしゃる。街全体で一つのイベントを大きく発展させていこうという気持ちで一致団結できる街というのも魅力の1つかなと。

 

—以前、打ち合わせで『東広島市は広島市に勝てる魅力がある』という言葉も頂きましたね。

 語弊がないように伝えさせてください(笑い)こちらに来て2年半ぐらいなんですが、結婚式をやるなら広島市に行くよねとか服買いに行くんだったら広島市内だよね、そして、良い写真を撮るんだったら広島市内だよねと広島市を意識しすぎちゃってないかなと感じたんですね。

 ただ、東広島市にもいっぱいいいところがあるんです。

 ローカルビジネスという視点もあるんですが、都会に行ってわざわざアンティークを撮るんじゃなくて本物のアンティークで撮ったらどう? とか、酒蔵の綺麗な街並みなど東広島にも『ホンモノ』がいっぱいあるんだから絶対負けてないよと。広島市内の方、敵対しているわけではありません(笑い)

 

 

上からではなく対等に。同じ視点だからこそ見つけ出せる喜びや思い出。

—このお仕事をしていて、何か印象に残っている出来事や嬉しかった思い出なんかはありますか。

 嬉しかった思い出だらけなんですけど、つい先日も何回も来てくれるお客様のお子様がですね、入ってきた瞬間「お兄さん大好き」と抱きついて来てくれました。「じんじんのところに行くー」と言って下さるお子様もいますし、一瞬一瞬でいつも感じています。初めて来た方でも帰りには打ち解けて「また来ます」と一言もらえた時もそうですね。

 嬉しかった思い出は挙げればきりがないですが、その都度頂いているコメントやお手紙といったものに感動と日々の力を頂いています。

 

—さきほども子どもに好かれているお話がありましたが、何か仲良くなるために意識していることなどはあるのでしょうか。

 勿論、子どもの特徴を見てこういう子はこうした方がいいという自分の中でパターンは持っています。

 ただ、一番大事だと思っているのは、良い写真にするだけでなく、今日来てくれたこの子に楽しい思い出を作ってもらって楽しい気持ちで帰ってもらいたい、という思いや目線で考えること。そうすると、かける言葉や距離の詰め方が変わり、楽しく過ごしてねという思いが伝わると思っています。

 

—キッズフォトだけでなく、就活生用の写真を撮られることもあると伺いました。

 僕自身が採用関係の業務も他のところでやっていたこともありまして、採用する側の気持ちも分かるんですね。

 こういう感じだったら欲しいとかこういう事が言える子がこういう会社では求められているんじゃないかとか、これまで色々な人を見てきてそういうポイントというのがなんとなく見えるんです。

 

 

 なので、就活生の方の写真を撮る時にいつも通り話をしていると、こういう事が不安なんですとかいう相談も出てくることもあり、それでしたらということでカウンセリング付とホームページには掲載しています。

 マニュアルのようなものではなく、話を聞いて僕の主観で感じたことをお伝えしています。

※番組ではこの後、どういう雰囲気なのか撮影のシミュレーションを行っています。詳しくは、FM東広島YouTubeチャンネルのアーカイブでお聞きください。

 

—撮影時によく見て下さっているんだなという印象でした。希望する職種も加味した上でのアドバイスを頂きつつ、褒めてもらってモチベーションアップにもつながっているように感じました。採用担当をしていた経験が活きているということなんでしょうか。

 それも勿論あると思います。ですが、原点としてはその子の親の気持ちになることや対等に喋るという意識を持つことですね。

 さっきの撮影の時、途中から敬語じゃなかったと思うんです。最初と最後は敬語でちゃんと喋るんですけど、徐々に対等な雰囲気を作っていく。そうすると、出てくるものがあるんですね。撮影している時には、出来るだけそのままのその人が出るように雰囲気作りを心がけています。

 

—一般の方が出来そうなキッズフォトの良い方法はありますか。

 簡単に出来るものであれば、目線を変えるということですね。

 普段、お父さんお母さんはお子様を上から見下ろすと思いますし、撮る時も若干はしゃがむかもしれないけれどやはりカメラ位置が高いんですよ。この目線を変えるだけで写真ってガラッと魅力あるものに変わったりするんですね。まずはお子様と同じ目線、更に地面の方からお子様を見上げてみたりすると、新しい発見も出てくると思います。

 

—安井さんの趣味や好きなもの、ハマっているものは何かありますか。

 そうですね、お風呂の水にははまってます(笑い)という冗談はさておき、趣味は、息子と息子の友達と荒野行動というゲームを5人チーム組んでするというのが趣味の1つですね。

 それと、昔からの趣味になりますが、劇団の公演を生で見たり、DVDで見たりして、そのステージでの立ち振る舞いとか台詞の言い回しなんかを日々に活かすというのが趣味であり楽しみですね。

 

—確かに、安井さんの表現力の幅広さは舞台を思わせるものがありますし、舞台のライブ感や生のやりとりというのが安井さんの写真を撮る姿勢に表れている気がしますね。

 『ステージに立つ』ということは心掛けている事かもしれません。

 写真を撮るというのは写真という物が出来るとかデータを残すというのがゴールではなくて、その空間を楽しんでいただいて、写真を撮った日自体が思い出に残るとか、また写真撮られに行きたいなというところなんじゃないかなと思います。そして、そうなったらいいなという思いを込めて取り組んでいます。なので、僕もお客様に楽しんでいただけるよう全力でやらせてもらっています。

 

 

—SumiCaの今後の目標やビジョンを教えて下さい。

 これから色々なところとタイアップして東広島や地域の良さをどんどん見つけて届けたいです。

 記念日AGENCYという言葉を使わせて頂いてますが、普段は入れないような場所とも今後も提携させていただいてお客様をアテンドして一緒に写真を楽しんでいく。そんな新しい形にチャレンジしていこうかなと思っています。

 

—現在提携しているところなどはあるのでしょうか。

 新業態に変わって豊栄にあるフランスのアンティークショップを販売されているリカムアクロスさんと撮影に関する業務提携を結んでいます。凄く素敵な空間での撮影が出来るんですが、写真はお父さんお母さんがお子さんに対するプレゼントだと思うんですよね。

 だからこそ素敵な所で撮れたポストカードになるような特別な一枚をどんどん届けていけたらなと思っています。

 

—安井さんがSumiCaを一言で表すならどういったものになりますか。

 心の宝物を残せる場所、みたいなものでありたいですね。

 色んなお客様の思いがあって、それを僕たちが全力で叶えに行く。そして、お客様はそれぞれが欲しかった思いを持って帰ることが出来る場所、そういう場所だと思っています。

 

—最後にメッセージをお願いします。

 私が責任をもって全力で皆さんのお出迎えをさせていただき、よかったなと思える時間をSumiCaでお過ごしいただきたいと思っています。なんでもいいです。飛んでいきます。空撮もします、水中撮影もします(笑い)

 写真の事をなんでもご相談いただけたらと思います。

 

 

常に相手を楽しませようとするエンターテイナーな安井さん。息子さんのお友達とゲームをしている時は『よっさん』と呼ばれて一緒にゲームをしているそうです。そういった対等な目線で接してくれる安井さんだからこそ、子どもたちは心を開いて心からの笑顔や素顔を撮らせてくれるんだろうなと思いました。記念日AGENCYということで思い出の場所で安井さんに自分でも知らなかった素顔を映してもらうのも面白いと思います。是非皆さんSumiCaという素敵な空間を生み出す安井マジックを感じに行ってみてください。 

 

 

店舗情報

designer’s studio SumiCa

住所:〒739-0024 広島県東広島市西条町御薗宇6459-2 302号室

事業:スタジオ運営・撮影

HP:https://ds-sumica.com/

 

 

記者の画像

森 新太郎

FM東広島パーソナリティ。広島大学教育学部卒。劇団を主宰し、演出や脚本も務める。

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